LOU'S DIARY IN 2001
下からお読みください


TO DIARY 2000

TO DIARY 2002

TO DIARY 2003

TO DIARY 2004

年末最後のひとこと

今年もお世話になりました。処女作『SEARCH&LOVE』の発売などなど、
いろんな事ができました。来年もよろしくね。

2001.12.29(土)

カルメン・マキさんのライブを渋谷クロコダイルに見にいきました。
結局下山淳さんとキョンさんのセットの時は、観る機会がなく、また新しい
メンバーでした。ドラムは前から何度か一緒にプレイしていた芳垣安洋さん。
あとのメンバーは初めて拝見したのですが、鬼怒無月(G)、勝井祐二(Vi
olin)、松永孝義(B)。
前半のステージは、おとなしめのジャズセットという雰囲気だったが、後半
かなりDeepなアバンギャルド的な音がどんどん展開していって、かっこ
よかった。今(へへへ、1/13。。)思い返してみても、あのスリリングな
かんじをもう一度味わってみたく、また観に行きたいなと思ってしまった。
そして、その幕間に昔のマキさんのビデオを流していたのだが、これがまた
涙ものの映像で、オズの頃のものから、チェリー・カーリーかスージー・スー
ばりのパンクねえちゃん風の時のはげしいライブ・アクトもありどれもこれ
もスゴかった。いろんな歴史があって、気性も激しければ変化も激しい人だ
ったのだ。
2001.12.23(日)

年末恒例の、ダイアモンド・ユカイさんの「NIGHT LIFEのユカイなクリス
マス」が南青山MANDALAでありました。入れ替え制の2ステージあり、そ
の2ステージ目をみました。ギターいちろうさん、キーボードの人とのトリ
オでのアコースティックなセットでのショー。いつもながらの楽しいショー
で思い切り楽しませていただきました。とても元気な気分。
打ち上げで、VERSUSという映画の主演女優をやったという三坂知絵子ちゃん
というかわいい聡明なかんじの女の子と話しがはずんだ。
もうひとり、ユカイさんの芝居関係のお友達の男の子が、映画「スモーク」の
パンフを作成してなんと7万部も売れたそうだ。
2001.12.14(金)
3ヶ月ぶりにTHE LEATHERSのライブに行く。高円寺のショーボートでブリ
ックストーンの仕切りのイベントでした。最初のバンドは、John doe、THE
LEATHERS、そしてTHE BRICK'S TONE、ゲストに横道坊主の中村義人キ
ーボード&ハープの守時龍巳というメンバーでした。最初のバンドもいいか
んじだった。レザーズは、躍動感のあるいいライブだった。ブリックストー
ンは、思ったより全然ハードな演奏だった。ベースの人の「ROCK LIF
E」はとてもいい曲だ。ハイロウズがカバーしてほしいような曲だ。ゲスト
の中村義人は、存在感のある人で、食われそうなワイルドなかんじだけど、
根がまじめでやさしそうにも見えた。
2001.12.13(木)

アピアでライブをしました。また雨が降り、ここのところ完全な雨女になっ
てしまった。今回は1番特集で、一番最初に作詞作曲して人前で歌った曲
「マーヤ」や、4曲入りCDの1曲目の「愛のゆくえ」という曲などもひさ
しぶりに歌いました。
火取ゆきという人は、アピアという場にとても合っていて、アングラ劇の舞
台のような雰囲気のステージだった。遠藤みちろうさんと一緒にツアーをし
たりもしているそうだ。ハスキーな声でなかなかかっこよい。アピアでは、
いつもどおりの打ち上げで、アピアからお料理のプレゼントもあり、ワイン
を飲み明かした。
2001.12.8(土)
ジョン・レノンの命日のこの日は、ピエール・バルーのライブを見に行きました。
青い部屋では毎週SATURDAYはSALONというイベントで、飛び入りライブ、
飛び入りDJ、麻雀ゲームをオールナイトでやっているのですが、今回は「ピエー
ル・バルー、戸川昌子さんのライブ+SALOON」というタイトルでのイベント
でした。少し入るのが遅くなってしまったので、途中からでした。ピエール・バル
ーは見た目はもうかなり恰幅の良いおじさんですが、歌声は若い頃からの声そのま
までとても柔らかくナイーブな声。奥さまの通訳があり、実の娘さんがピアノやガ
ットギターで伴奏した。数曲の演奏と、ピエール・バル−製作のフィルムを2本上
映した。ブラジルのミュージシャンの演奏風景をつづったフィルムと、KISSシ
ーンの写真で有名なドアノ−という写真家が、緒形拳の撮影をしたときのドキュメ
ント・フィルムとの2本。
結構長かったので、2本目の途中で、会場がざわざわしてきたのですが「騒ぐつもり
なら、別の日にしてくれ」とピエールはかなり怒ってしまいびっくりしました。
途中で、誰か飛び入りして歌わないか、と言われたので、思い切って「リカ」をピ
アノで弾き語りしました。前々からのFANだそうで一緒に来ていたユカイさんも
レッズの曲をギターの弾き語りで1曲歌ってくれました。
とてもかわいい顔付きの、優しいオーラを出している人でした。そのあと、夜通し
飛び入りイベントが始まるようでしたが、終電で帰りました。


2001.12.2(日)

待ちに待ったビョークのコンサートがあり、人見記念講堂に観に行きました。
人見記念講堂には初めて行ったが、昭和女子大の構内にあるクラシックのコン
サートなどもされるホールのようだ。
前座はビョークのステージでも打ち込みのリズムトラックを担当しているMAT
OMOSという3人のパフォーマンス。不思議な音のコラージュで混沌とした音、
鳥かごを叩いたりぎーぎー言わせて曲を演奏したりというノイズ・インダ
ストリアル系というのかな?不思議なパフォーマンスでしたが、それほど好きで
はなかった。
20分の休憩のあと、ビョークのステージは2部構成で行われた。
ステージの前のオーケストラボックスには、東京フィルハーモニックの人たち
総勢5,60人はいただろう。指揮者もいた。ステージの上は、おそらくアイス
ランド系だろう黒い髪の民族衣装をまとった女性コーラスの人たちも13,4人
いて、MATOMOSのメンバーそれに、ハープの女性という大所帯だ。
すべて新しいアルバムからの曲、アンコールでデビュー・アルバムの「HUMAN
BEHAVIOR」をやって終わった。1曲ずつ丁寧に作品を演奏していくという
雰囲気で、20分の休憩のあとの後半も最後の2曲までは叙情的な殆ど淡々とした
曲だ。ハープの音がすばらしく、ビョークの歌が存分に聴けた。音響はものすごく
よくはなかったように思うが演奏はとてもよかった。ビョークはとてもかわいい仕
草をするが、その動きが最後の2曲で一気にはじけその動きにつられ一気に会場が
たちあがり興奮の内に終わった。もちろん15000円は高かったがビョークの
魅力を存分に楽しめるライブだった。毎回ビョークはいろんな形に挑戦しているけ
ど一番ビョークの生の声をつかった表現がストレートに楽しめた。よかった。
2001.12.1(土)

シャケのサイコディシャスライブが、渋谷セブンス・フロアであった。
2DAYSの初日ということで、この日は前半は全くのひとりの弾き語り、
後半はイージーウォーカーズのジミーさんがギターでサポートしてのライブ
でした。はじめから、家に遊びに来た雰囲気で、ということでかなりのんびり
としたリラックスモードで、しゃべりも長くなごやかなライブでした。
いつも他のメンバーと掛け合いでしゃべりだすとシャケがボケタイプでつっこみ
が入るかんじの形でおもしろい。
多分次の日と曲をかなり変えているのだろう。カバーも多かった。ジョージ・ハ
リスンが死んでその追悼の意をこめて、友達のストーンズの曲をカバーします、と
こじつけのMC(笑)でストーンズの曲は3曲ぐらいあった。ジョージの「SOM
ETHING」もやった。それがすごくよかった。
そのあと、青い部屋の1周年パーティに出かけた。既にフロアは踊りの渦になって
いて、プチ小西という人がDJをしていて盛り上がっていた。
すぐ帰ってしまったが、そのあと、本物の小西さんや、サエキケンゾウも来て盛り
上がったらしい。
2001.11.30(金)
ダイアモンド・ユカイIN ラフ・ダイアモンドの初ワンマンライブが初台
DOORSでありました。ベースがスライダーズのJAMES、ICHI
RO(G)、平山さん(Dr)、三國さん(Key)の、計4人のメンバーで、フ
ァンクっぽいアレンジの曲が多かった。JAMESさんが今までで一番
身体を揺さぶりながらベースを弾いていたような気がする。
ユカイさんのソロの曲を中心に、ラフ・ダイアモンドの初のオリジナルと
いう曲も1曲あった。
打ち上げで、キーボードの三國さんと初めてゆっくりしゃべった。
2001.11.29(木)

長島ゆりのMinds Eyeを大塚ウェルカム・バックに観に
行きました。今回2回目ですが、曲もなじみになって来て、雰囲気も
なごやかな、楽しいライブでした。前回はギターの宮崎さんは後半だけ
でしたが、ほとんど全曲参加になり、ギター2人にベース、ドラム、コ
ーラスそしてキー&ボーカルのゆりちゃんの6人編成。
魑魅魍魎のワルツという曲は、曲名はおどろおどろしいけど、とてもき
れいな曲で、怪しいところがみじんもない曲で不思議。そのほかにも不
思議なコード展開の曲など、前のライブよりも前半のしっとり編のほう
の印象が強く残りました。ちょっと最後に酔っ払い、勢いよく帰ってし
まいました。ゆりちゃん、ごめんね。
2001.11.21(水)

難波弘之さんの25周年記念ライブが渋谷ON AIR EASTであり観に行きました。

難波さんが今までキーボードでサポートしたシンガー5人がゲストで、

金子マリ(ex.BUX BUNNY)、DIAMOND◇YUKAI(Red Warriors)、吉良知彦

(ZABADAK)、大木理紗、山下達郎さんという豪華メンバーでした。

金子マリさんは遅れて観れなかったのですが、ユカイさんがもりあげてそのあと、

山下達郎さんが、スティーヴン・ウィンウッドの「GIMMESOME LOVIN」とか、

プロコル・ハルムの「青い影」とかの60年代ブリティッシュ・ロックのカバーを

5曲ほど唄ってそれがスゴクよかった。今まで山下達郎さんはそれほど気に留めてい

なかったのですが、親しみを感じた。カバー曲で好きになってしまう事はたまにある

けれど、まさにそれ。いいものを聴けた。
2001.11.20(火)

月島と「後とう」というお店で、生まれて初めて「もんじゃ焼き」を食べた。

「見た目が、ゲロみたい」とか、「ぐちゃぐちゃかき混ぜて気持ち悪い」とか

関西出身者には特に評判の悪いもんじゃですが、とてもおいしかった!

初めは、「なんだ、野菜炒めじゃん」と内心思っていたのですが、除々に焦げ

てきてそれをがりがりして食べるとなかなか風味豊かでおいしくなってきました。

そのあと、みんなあまり飲まない女の子達だったので、ケーキが食べたいと騒ぎ

出し、月島でおいしいケーキ屋を探すため歩きまわりました。

「喫茶カトレア」とか「喫茶ふるさと」とか、あやしい名前が多かったので、

諦めかけていたところ、電飾も鮮やかにキラキラしている「フランス菓子」のお店

を見つけ入りました。しかし、見かけ倒しで超まずく失敗。月島でケーキはやめて

おこう。
2001.11.14(水)

ベル&セバスチャンを赤坂ブリッツに観に行きました。松田くんとうさぎちゃん

と現地で待ち合わせ、2階から観ましたが、純粋に音やメロディが好きで大変満喫

できました。まるで、音楽サークルかブラバンの仲間達がそのままやってきたという

佇まいで、総勢13人ですが全然暑苦しいかんじではなく、さわやかな人達でした。

むしろ、ひねくれた暗い雰囲気を想像していたので意外なかんじ。まじめに音を構築

して、きちんと演奏しているその邪気のなさは、今までみたいろんなバンドの中でも

一番じゃないかな。かわいらしかった。バイオリン4人、フルート、チェロ、ドラム

ギター、ピアノ、ベースなど、総勢13人がいろんな楽器をとっかえひっかえ演奏

していくのですが、全体を把握して構成している感じがあり唄をじゃましていない

完全な「うたもの」でした。破綻がなくておもしろくないとも言えますが、私はかな

り楽しい時間をすごせたな。よかった。

風邪のため声が全くといっていいほど出なかったため抗生物質を飲んでいて、お医者

さんに「くれぐれもお酒だけは飲んじゃいけないよ」と言われたにもかかわらず、その

あと、ビールを飲みに行ってしまいました。
2001.10.28(日)

青い部屋の「FEMME FATAL (宿命の女達)VOL.1」
私の中では、この秋の目玉イベントだったのですが、本当に楽しい夜となり
満足です。BLACKLISTでコーラスをしているUちゃんのディレイを使った
一人ハモネプ、いえヴォイスインプロビゼーション。意表をついた展開で、
どんどん音を構築していく過程をリアルタイムにつくるほう、聴くほうも楽しむ
という世界。なかなかおもしろかった。
そのあとの吉原千晶ちゃん。彼女のギターをかき鳴らす姿はかなりかっこいい。
激しくタイトな刻み、サイケにひずんでいく生ギター。ぐるぐるとぐろを巻くよう
に変化していく音が違う場所へひきずり込む。
そして私LOUはバンドの固まりで、青い部屋にとけ込むことができたように思う。
聴きにきてくれた、カルメン・マキさんに、突然唄ってもらうことになり、リハも
せぬままにマキさんの伴奏をして、少々どころかかなり間違えたが、そんなことは
あまり関係なかったようだ。彼女の歌声と存在は本物なので、それが直接伝わ
っただけでよかったのだ。
賀句さんがDJをしたが、いつもとはかなり違う選曲で、女性アーティストデーは
終わりました。もともと私は女性アーティストという分野が好きな人なので、そう
いう意味でも堪能できた、よい夜でした。
2001.10.12(金)

渋谷アピアにて、弾き語りライブ。ロイド商会、須田裕史、そしてZAKIPPE
が対バン。ZAKIPPEさんリハでとてものびのび唄っていたのに、本番、なんだか
緊張してしまったのか調子がおかしく、観ていてはらはらしてしまった。MCが
本気なのかとぼけているのか微妙なところでとてもよい間を生み出していて、
絶妙だった。スゴイ!
終わったあとでの、きなこ入りお好み焼きが恒例になりつつある。うさぎちゃんは
そのためだけにアピアに来たようだ。そんなにあの、お好み焼きが好きなのか。
不思議だ。
2001.10.2(火)

長島ゆりMIND EYES LIVEが大塚ウェルカム・バックであり、観に行きました。
何回か私のライブにも来てくれている彼女のライブを観るのは初めてで、大塚は
馴染みのない場所でしたが、行ってまいりました。
彼女のワンマン・ライブで、2部構成になっていて前半はしっとりとした唄もので
後半はロック調の激しい曲、盛り上がる曲が中心だった。前半は、ボーカルのれいな
ちゃん、後半はみやさき君がギターでゲストで参加。後半どんどん盛り上がっていき
楽しませていただきました。歌声がしっかりしていて、表現の幅がある。パンチのきい
た曲はパンチのある声で歌えるので羨ましい。プロモーションビデオが2パターンある
のだが、ロリータバージョンのほうも、ロッカーバージョンもそれぞれ成りきっていて
プロっぽい。こうなったら、着物バージョンとか、網タイツバージョンとか、いろいろ
次回に期待したい(笑)
2001.9.22(土)

BLUE VELVET NIGHT VOL.8。この日は、DARK SIDE MIRRORS、そのあと、内田
尚作BAND、そして、VEXATION。DARK SIDE MIRRORSはメンバーの足並みがなか
なか揃っていないらしく、1曲だけ、そのあと、尚作くんの別バージョンのバンドが
やり、それにはVIOLINよちおくんも参加。なんだか、ごちゃごちゃしているが、今後
どうなっていくのか不安なところです。
最後にやったVEXATIONは、ピアノの弾きがたりの女性(クラシックのソプラノVOICE)に
シルクハットに眼帯をし網タイツにタキシードの色っぽい女性の朗読とチェロが絡む
異色の取り合わせ。かなり怪しい異空間を作り出しており、VISUAL系的発想とケイト・
ブッシュに通じるあたりの中間あたりにいるような気がした。
詩人は、ますだいっこうさんと佐藤わこさんとRAMでした。
そういえば、私は行けなかったが、この前日に、鮎川誠&シーナと赤と黒の「IGGY POP
NIGHT VOL.2」が開催された。鮎川さんのトーク・ショー、赤と黒&鮎川誠&シーナラ
イブ、そのあと、サエキケンゾウさんの踊りながら歌う「リラの門の切符切り」。そして
戸川昌子ショーへと盛り沢山なイベントになってしまって、VIP ROOMでシーナ
さんと戸川昌子さんの濃い抱擁シーンが見れたそうです。
2001.9.17(月)

吉祥寺MANDA−LA2にて、弾き語りライブ。対バンは、たけひこ、中嶋真実人。
私は、久しぶりにグランド・ピアノが気持ちよく、しかし暗い曲ばかりの選曲でしたが、
6曲ほどやりました。PAがいいな、とてもいい音だった。お客さんが優しい人が多くて
会場が暖かかった。
2001.9.16(日)

アキマ&ネオスの「グラム・ロック・イースター」というイベントをクアトロに観に行きました。
T・レックスのマーク・ボランの15回忌という事で、T・レックス、ティラノザウルス・レックス
の曲を中心に4時間近くのステージで、ゲストがいっぱい出てきた。頭脳警察のトシさん、PANTA、
YELLOW MONKEYのベースのヒーセ、赤と黒のドラムの人、アダム。ひどく懐かしい曲を聴けました。
2001.9.15(土)

BLACKLISTのベース、ケイちゃんの新しいバンド、DYNAMITE SLIMのライブを、
吉祥寺プラネット・Kに観に行く。SOUL系のバンドのイベントでのオープニング・アクトと
いう事で時間は短かったが、なかなか良いバンドでした。ボーカルのミズキくん、エレカシの
宮本似でとてもいい声の持ち主。がんばって欲しい。その後に出た、ROOTS BANDという
バンドが、音楽はユッスン・ドゥールや、フェラ・クティのようだけど、黒人のボーカルの男性が
日本語でそれもとてもおもしろい歌詞でうたったり、三味線をひきながら歌ったり、ドラムを叩き
ながらうたったりする。おそろしくうまい上にとても楽しく、また機会があれば観に行きたいな
と思う。
2001.9.13(木)

渋谷アピアで弾き語りライブをしました。対バンはKOXI(vo,g,perc. g)、ヒキノコウジ(vo,g)、
庵原太郎(vo,g)。月1回のペースで出ます!と約束してしまった手前、少し余裕のないブッキング
に内心あせりながらのライブ。来てくださった方々ありがとう。
今回かなり前の曲を演奏した。昔よくやっていたスタイルを久しぶりに満喫したという感じ。
一時ピアノに向かって歌う事に飽きてしまっていたのですが、またこの形に愛着を感じて
いる。今後は、弾き語り、とバンドを半々の形でやろうかと思う。
少し、風邪気味だった上にろくに夕飯を食べず、リポビタンD、アリナミンV、ビタCドリンク
をがぶ飲み、その上飲み過ぎたため、次の日、へろへろになってしまった。
2001.9.8(土)

前のバイト先の同僚が一人芝居をし、もうひとりの知り合いが美術、スチールを担当する
というので、荻窪のアール・コリンという小さな芝居小屋に観にいきました。
当日まで全くの一人芝居だとは気づいていなかったのですが、1時間50分の舞台を独りで
演りきるのなんて大丈夫かなあ、と思ってみてましたが、なかなかよかった。その女優の
砂月とも子さんの実力は相当なものだった。カラオケルームの中の「ひとりぼっちの風景」
という設定で、メール友達が5人ほど集まって来てそれぞれの事情や心情が交互に絡みあって
いくという物語。ただ芝居って、やる側はものすごく大変な作業を強いられて忍耐や修練がい
るわりに生で全てをやりきらなければいけない、という大きな限界があるなと思ってしまう。
例えば1つの大道具やセットで全ての場面を演らなければならない為に、不思議な空間の使
い方になってしまう。時間も設定も、過去と行きつ戻りつする事が当たり前に行われる。
それが時に無理矢理だなとか不自然とか思ったりするときがあって、それは芝居だから仕方が
ないのかな、とか考えてしまう。また違う脚本で、彼女を観る機会があればまた観に行こうと
思う。
2001.9.7(金)
下北沢CLUB251にて白浜久・兄貴のライブ。白浜さん+田中一郎+ジェームス+ドラム
のメンバーで、最近プロデュースしているという、カプセルというバンドのとても小さな女の子が
ゲストでのライブでした。
白浜さんのライブは久しぶりでしたが、田中一郎さんが3枚目に徹していて、とてもおもしろい
人だという事にはじめて気づきました。白浜さんより長いことしゃべっていたような気がするし
なかなかのショーマンでした。知らなかった。
2001.9.6(木)

渋谷AXに、頭脳警察を観に行きました。頭脳警察は10年ほど前に一度観に行って、その
時かなり感動して帰った。しかし、この間の初台のライブハウス「DOORS」のオープニ
ング・ライブで、外道と制服向上委員会の女の子と一緒にPANTAが数曲歌ったときに、かな
り幻滅してしまった。(ファンは時に鬼のように厳しい(笑))だから、今回どうなのか、あ
まり期待をしていなかったのですが、予想に反して、とても良かった!前半、バックの音が
大きくて詰まっているのでボーカルがあまり聞こえず、ちょっと悶々としたが、途中からは
それも解消されたし、PANTAはかっこよかった。ドラムのバスドラの音がかなりばきばき鳴り
すぎな気はしました。ベースはレッチリのフリーばりのチョッパーベース、それにGROOV
ERSの藤井さんのギター、その上に石塚トシさんの怒濤のコンガ(4つも並べてある)が激
しく叩かれつづけ、かなりハードな演奏。PANTAさんは、この前アコースティックなセットでのライブ
で見たときよりかなりハードなパフォーマンスで、あれはあれでPANTAの文学的資質が味わい
深かったのですが、今回はこれぞ頭脳警察、といった感じ。みんなすごく満足して帰って行った
のではないでしょうか。
2001.9.2(日)

ウエサンのバンド、BOOTS STRAP LOW CUT のライブを、下北沢Qに観に行く。LOU 
BANDとはまた違ったウエサンの一面を観ようということで、楽しみにしていた
が、LOU BANDの時も今回も上半身脱いだので、あまり違いがわからなかった(笑)。ウエ
サンの一人でやるインストゥルメンタルは、幽玄の世界で、すごくトリップできるらしい。
それを聴きたいな。あっ、それLOU BANDのライブでやってもらったらいいんだ。
次回は、ベースはTOKIEさん&ボブ(GROOVERS),ドラムも2ドラムで、プラス スティ
ーブ・エトゥ、ギターもツィン・ギターという大編成で、10月12日にやるそうだ。そち
らのほうが、いろんなバトルが観れそうで楽しみです。
その後に出た、SUPER GOO(元SUPER BAD)は、ボーカルのえいじさんと
知り合いだったのですが、ファンクやロックをベースにしたゴキゲン・ライブ・バンドとい
うかんじ。元タンゴ・ヨーロッパのユカリさんというSAXのお姉ちゃんが、全身ヒョウ柄
の大変グラマラスなかっこうで出てきて、目が釘付け。ホレてしまいました。最近、女性に
惚れてしまうことが多々あり。HONZI、わだりえ(ドラム)、SAXのユカリさん、楽
器を武器に自分の魅力を2倍にも3倍にもできるタイプだと思う。
2001.8.30(木)

池畑潤二&KEIKOちゃんがワイン2本を持って遊びに来る。ワイン計5本を4人で
飲み干してしまったが、池畑さんは夜中の2時半にまだまだ飲み足りない顔で帰ってい
った。九州の男は飲み出すといくらでも飲めるらしい。
KEIKOちゃんは、PATTI SMITHがアメリカのテレビ番組で唄っているビデオを観て、
涙を流していた。すごく感情表現が素直な人で、「いいやつだな」と思ってしまう。
2001.8.28(火)

下北沢CLUB251でライブを演りました。今回は、いつものメンバー(ウエサン、
松田尚久、久保田敏明)で、7曲。対バンは、SOLT・ブリッジ・WET THE
BEDで、出番は最後。SOLTはアラニス・モリセットばりのパワフルな声がすば
らしい。曲も個性を感じる。MCがちょっとよけいな気がした。そのまま演奏で押せば
いいのに。
私は今日は、スタンディングで、最初3曲を歌い、全7曲を演奏したが、手をぐるぐる
しすぎたようだ。でも、この腕を拡げて歌うスタイルに気持ちよさを覚えてしまった。(笑)
次回のライブは弾き語りだから、どうしよう。
今回、また新曲をやった。3曲目の「HIPPY BUS」。今、私は新しい曲をどん
どん作りたいモードになっているようだ。
2001.8.25(土)

この日は青い部屋の「BLUE VELVET NIGHT」でしたが、私は早川義
夫さんの定期ライブが南青山マンダラであり、観に行きました。
早川さんのライブを実際に観に行ったのは、まだ2回目ですが、前とかなり選曲が違
っていました。前のライブでは、女性シンガー(ああ、また名前を忘れてしまった)
のゲストと一緒にやった以外はすべて一人の弾き語りでしたが、今回はベース、ドラム、
ギターのバックメンバーと全曲やり、リズムの立った曲、ブルース調の曲などが多かった。
「みーたん」も聴けたし、名曲「からっぽの世界」も聴けた。バンドもいいかんじだった。
基本的にピアノと歌が真ん中にあり、それにバックがあわせていく形のバンドであった
けれど、ドラムの即興的なフレーズで終わり、次の曲が始まっていくところなど、
スリリングだった。やはり、早川さんの存在感は圧倒的で、とても大好きだ。
楽屋におじゃまして、軽い打ち上げに参加させてもらったが、いろいろなことに反省
しておられる姿がとてもかわいらしく、ステージとのギャップが激しいことにびっくり
してしまう。ただ、早川さんの文章は結構辛口なので、どう思われているのかわからず、
気が抜けない。ちなみに、最近の早川さんのコラムがWEBで読むことができますhttp://www.so-net.ne.jp/mce/columns/index.html
中川五郎さんのバックでアコーディオンを弾いていた吉原りえさんもいた。吉原りえさんは
GHOSTのちあきちゃんと長崎で対バンしたとか、HONZIとも一緒にやったことが数回
あるとか、共通の知り合いが多い人だと知って、うち解けてしまいました。早川さんの横浜
のゲーテ山手でのライブで、アコーディオンで一緒に演奏をしたそうです。早川さんの再来
月のMANDALAでのライブは、早川さん+HONZIとのこと。それもかなり興味深い
ので、また行ってしまいそうです。
2001.8.24(金)

立川で前のバイト先の仲間と飲み会。バイト仲間だった、かとうちゃんが、1年越し
で書いていた小説が完成!原稿のコピーを読ませてもらう。こんな形で小説を読んだ
ことがなかったので、興味津々。かとうちゃんはそんなに女女していないタイプだが、
女の子が書いた文章らしい、身近な視点が新鮮だった。そうっさ。女の子は、身近な
ところに題材を探すのさ!
2001.8.19(日)
幕張メッセ、千葉マリンスタジアムにて、SUMMER SONIC 2001が開催さ
れ、2日めの後半からですが、観に行きました。賀句さんと松田くんと、3人で行きま
したが、幕張メッセに到着したのは、シェイ・シーガーの始まる直前。
シェイ・シーガーはCDのアレンジが、派手ではないが、スパイスが効いていて、セ
ンスがいいなと思っていてライブも期待していたが、ライブは今ひとつ、期待はずれ。
曲が淡々とした曲が多く、やはりライブで栄えるタイプではないのかな。こういうタ
イプはやはり普通の方法論でライブをやろうとすると、良さが消えてしまう。イベント
なので余計やりにくいのだろう。
その後で出た、EELSは、実力派で曲も凝っているかんじ。またCDでじっくり聴い
てみたい。
お次は、マーキュリー・レブ。長身のジョナサン・ドナヒューが指揮者の大げさなアク
ションで、クラシック音楽的劇的なアレンジが随所にあり、ボーカルはニール・ヤング
のような、鼻にかかったような、なよなよと頼りげな声色。どこか郷愁を感じる旋律が、
とても好きでした。
最後に、tahiti 80。演奏は粗かったような気がするが、曲がとてもおしゃれ
で、おいしい気分の曲がいっぱい。この部屋のどこかに転がっているはずのCDがみつか
りませんが、もう一度はやく聴きたい。
なかなかに盛り沢山で、おもしろいバンドを観れてよかった。
2001.8.18(土)

お盆なので実家に帰り、そのままの足で東中野の映画館、BOX東中野に行く。

フォーク・デイズ・ライブということで、70年代フォークのライブ映像と毎夜

春一番の代表アーティスト達の生ライブが行われていた。

「全日本フォークジャンボリー」「春一番’74」「最後の春一番」を観ました。

「全日本フォークジャンボリー」は、1970年に行われた、中津川フォークジャ

ンボリーの映像で、インタビュアーで若き日の吉田日出子が出ており、岡林信康&

はっぴいえんど、高田渡、遠藤賢司、浅川マキなどのライブ演奏が観れて、音楽

監督が早川義夫さんだ。金延幸子さんも出ていたはずだが、入ってなかったのが

残念。

「春一番’74」はほとんど、お客さんばっかり映っていて、ライブシーンも音

と合っていないし、短いし、映画としては全然よくないけれど、当時の春一番という

コンサートの盛り上がりを伝える貴重なフイルム。なんと、パンクの洗礼を受ける

前の鳥井賀句氏がハーモニカを吹いている姿が一瞬見れる!シバのバックで、ハープを

吹いていたのだそうだ。他には、中山ラビさんや、中川五郎さんや、高田渡さんな

どの演奏シーンがみれる。

「最後の春一番」は、1979年に幕を閉じた(今は再開しているが、、、)9年

続いたビッグ・イベントの最後をドキュメント風につづったフィルムで、春一番プ

ロデューサーの福岡風太さんにスポットを当てて作られている。中川イサトさんとか

、3年ほど前に亡くなられた西岡恭蔵さんとか、大塚まさじさんとか、いろんな人が

みれる。友部正人さんのインタビューはあったけど、演奏シーンがなかったのが、

残念でした。なかなか当時の演奏シーンをみる機会がなかったので、おもしろかった

です。
2001.8.14(火)

初めての場所、渋谷のアピアというライブハウスで弾き語りライブをしました。

もともと寺山修司の劇団「天井桟敷」のねぐらだったという古びた建物だが、去

年改装をして、ライブ空間はとてもきれいなすっきりした空間になっています。

前に3人、みんなギターの弾き語りで、4番目が私の出番だったのですが、ピア

ノで4曲、ギターで2曲歌いました。久しぶりにケルト民謡に歌詞をつけた唄を

うたったけれど、それが一番評判がよかったようだ。すぐ横の飲食スペースで

打ち上げをしたところ、2品ほど、これは!!!ぐぐっ!と思わずうなる、不思議な

料理があり、みなさんも一度試されて感想をお聞かせ願いたい。アジアンそば?なる

ものと、お好み焼き(きなこ入り)です。アピアによく出ている南正人の奥様のけんこ

さんという人は毎年アマゾン川の奥地の原住民と2ヶ月ぐらい暮らしているそうで、

アピアのスタッフの人はよくチベットに行くそうだ。そういえば、そういうニオイのもの

がいっぱい店内に飾ってある。

2001.8.12(日)

IGGY POPの4枚のライブ盤、世界各国のIGGYを敬愛するバンドのトリビュート

盤をはじめ、MC5のライブ盤2枚、インメイツの2枚組アルバムが「ORIGINAL

GARAGE PUNK COLLECTION」としてVICTORから発売になったが、それを記

念して、「イギー・ポップ&ガレージ・パンク・ナイト VOL.1」が青い部屋で行

われた。出演は、MURDER STYLE、赤と黒、DJ:鳥井賀句。MURDER STYLEも

赤と黒も、IGGYがいたから今の自分達がある、と言ってはばからない、IGGYフリ

ークだ。いつもはシャンソン小屋の青い部屋だが、激しいライブアクトに小屋も震

え熱狂的な空間に変わってしまった。赤と黒のタカさんが、妙に部屋やグランド・

ピアノとマッチして、絵になっていた。
2001.8.9(木)

レザーズのワンマン・ライブが下北沢シェルターでありました。オープニング・

アクトは観れませんでしたが、レザーズが始まったところで、ライブハウスに

飛び込み。レザーズのライブは、特別おおげさなことも、奇をてらった事もして

いないが、ココロがOPENになる気持ちがする。なんだろうね。素直な感情

がいっぱい出てくる。今回は、ムスタング・サリーのMAMUと、BRICK'S TONE

の篠原太郎さんがゲスト。太郎さんがCROSSと歌ったバラード調の曲が好きで

した。

2001.8.7(火)

この日はユカイさん。神宮球場の花火大会で、国立代々木競技場内のステージで、

花火の間の余興として、20分ほどダイヤモンドユカイさんが演奏した。

バックはジェームスとKeyのテラヤンさん。3曲ほどで、終わってしまってあとは、

美しい花火を間近でみた。去年も神宮の花火は観たが、こんなに近くで花火を鑑賞した

のは初めて。やはり近くでみればみるほど迫力のあるものなんですね。今日の

今日まで、花火師がひとつひとつチャッカマンかなんかで点火していると思って

いたが、導火線が繋がっていて自動的に点火していくものだと教えてもらい、あは

は、それはその通りだと納得。花火があがるとき、ひとくくりで区切りがあるが、

そのとき「次の花火は○○製薬提供でございます」といちいち会場でアナウンスして

いたので、いちいちスポンサーがついていることがわかり、ビックリしました。

おわったあとで、フジ・ロックのあと日本に滞在していたボブ・グルーエンと再会

ユカイさん達とみんなで打ち上げに行って私は終電で帰ったが、みんなあと2軒ほど

梯子したそうだ。みんな夜が長すぎる。この間の「ときしらず」というユカイくん

主演の芝居の役者さんや、映画を撮っている人、政治経済誌のライターの人、いろん

な人がいた。
2001.8.4(土)

サイコデリシャスのツアー最後のライブが、渋谷セブンス・フロアでありました。

バックはキーボード、元聖飢魔の石黒さん、パーカスの丹菊さんとシャケの3人

編成。2部構成で、ゲストがディジリドゥ(オーストラリアの先住民、アボリジニ

の楽器)とコーラスで白浜久さん。前回みたときは、叙情的で、POPなつくりの

曲のほうが少ないかんじであったけれど、今回は、うた中心で幻想的な曲もある、

という構成で、前回よりよかった。エレキの曲、アコギの曲、オープンチューニングの

曲があったが、シャケのギターの音はここぞという時にがーんと入ってくる。とても

気持ちいい。シャケって性格的には、バランス感覚のない人だと思っていたが、今回の

ライブはすごくバランスのとれた楽しいライブだった。シャケと石黒さん(この人もは

っきりした性格のよう)が正反対の性格だと本人自ら言ってましたが、その間を取り持

つ温厚そうな丹菊さんとのトリオ故のライブだったのかな。

------------------ここから、NEW!----------------------------------
2001.7.31(火)

松崎ナオの、南青山MANDALAでのライブを観に行った。会場がMANDALAだと

お客がテーブル席で飲みながら観ているというのもあるのか、個性的な松崎ナオ

の世界がかなりじっくり、繰り広げられた。前のライブはグランジっぽい曲が多

かったけど、今回は詩的な曲、HEAVYな内容の曲が多かった。

この人の曲を聴くと、感じ方が似てる、と思うことがある。

会場の真ん前の階段で向こう脛で階段を降りてしまい、血だらけになった。

とても痛い。
2001.7.30(月)

ダイアモンド・ユカイ主演の「ときしらず〜その自由の牙」を、中野ザ・ポケット

に観に行きました。宇梶剛士:作、南河内万歳一座の内藤裕敬:演出でしたが、

南河内万歳一座は、大分前に大阪で観に行ったことがあって、すごくよかった劇

団のひとつでした。ユカイさんとの組み合わせが意外で、どんなことをやるんだ

ろうと興味をそそられていましたが、芝居の全体のかんじは、いかにも小劇場らし

いたたずまいでした。南河内をみたときに感じた、集団の動きが舞台仕掛けのような

奇抜な動きがやっぱりあって、これが内藤さんという人の演出なんだなと発見しま

した。筋は、極悪課長のいる会社のサラリーマン生活から脱落してしまった男性を

中心に、最後は全員がおかしくなって行って破滅に向かってしまう、という暗いスト

ーリーでした。おもしろおかしい場面を交えながらで笑うところもいっぱいあった

が、最後に極悪課長は生き残ってしまうという、恐るべき暗い話だったんだ。

久しぶりに芝居をみると、やはりみんなテンションが高くオーバーアクションで

やりすぎなかんじがあるんだけど、その中でユカイさんは身体の力を抜き切っていて

超自然体で存在している感じがすごくよかった。ひどく少年っぽく無垢な感じがした。

2001.7.28(土)

フジロックに行ってきました。実は全くの初めて。東京より北に足を踏み入れる

のも生まれて初めてなのでした。PATTI SMITHとNEIL YOUNGがやはりお目当て

で、他にもたくさん観たいのはあったが、体力も考えて1日のみの小旅行でした。

朝、6時半に写真家の久美さんと、ランブルのエンディーと、賀句さんと4人で家

を出発。私もひさびざに運転しようと思ったが、左ハンドルにめげて、やめておき

ました。道に迷いながら、お昼ごろ到着して、フランスのお友達のマーク・ザマティ

と待ち合わせをし、ジョン・レノンの写真でおなじみの、ボブ・グルーエン夫妻とも

ご一緒した。でもほとんど英語をしゃべれないので、悲しい。まじで英会話ができる

ようにならんとやばいなあ。

パティ・スミスのライブが3時半からきっかり1時間あったが、すばらしかった。

もう50才にはなっているはずなのに、そのパワーは尽きることがないのか。

昔の曲が多かったこともあるが、エモーショナルなライブアクトに感激しました。

野外に合っているのかもしれない。「マウント・フジ」を讃えるような語りもダイナ

ミックで、飲み込まれてしまった。

そのあと、レニー・ケイと再会。あいかわらず、やさしそうな人だった。UAが

サングラスにハンカチで顔を隠して歩いていた。とてもあやしい(笑)。

アラニス・モリセットを観て、ニール・ヤングは夜の9時半ぐらいから始まったが

この頃には足が棒になっていて(とにかく、トイレに行くだけで、30分歩かなければ

いけないような広い場所なのだ)、誰よりも長いエンディングに、最後は疲れ切って

しまった。やはり、アコースティックでやった、3,4曲がとてもとてもうれしかった。

多分みんな一緒に歌っただろうと思う。池畑さん、富雄さん、文さんのシオン組もはや

めに来ていて、いんこさん、むつみちゃん、鮎川純子ちゃんと、いっぱい知り合いがきて

いましたが、私たちは、疲れた身体を引きずりつつ帰路へ。、急なカーブの山道が深い霧

で何もみえない状態で、へとへとになりつつ3時半ごろ家に到着。
2001.7.25(水)

シーナ&ロケッツ、ディーディー・ラモーンのライブが渋谷ON AIR EAS

Tであり、みにいきました。シナロケはよかったけど、ディーディー・ラモーン

のバンドのドラムは、あまりよくなかった。ベースが奥さんで、ディーディー

がギターと歌。
2001.7.23(月)

MOMASを吉祥寺STAR PINES CAFEに観にいきました。カヒミ・カリイのバ

ックもやっているMOMASですが、ほぼ完全な打ち込み、数曲だけアコーステ

ィック・ギターでの演奏でした。打ち込みの音は、どちらかというと最新の音

ではなく、少し前のチープなかんじの音でした。曲とアレンジがかわいらしい、

わざとはずしているような感覚があって、おもしろかった。

ヴィジュアルが、雪の積もった森をスキーで滑っていく景色のシュミレーション

のようなかんじで、気持ちよかった。色彩がいいですね。

ただ、全部打ち込みなので、ライブとしての限界はありますが、、、。
2001.7.22(日)

高円寺DOG BERRYで、鳥井賀句&FRIENDS、KEVIN・Kでライブをしました。

私もFRIENDSで参加。キーボードと、「水晶の舟」、「眠れないなら」を歌い

ました。

KEVINは今回は、アコギで弾き語りでしたが、4曲ほどピアノをつけてくれと、

当日の昼間に言われあわてて練習して一緒に演奏をしました。

かなりリラックスしてしまい、楽しんでしまいました。
2001.7.20(金)

ジョニー・サンダースの追悼ライブ10回忌が、下北沢CLUB251でありました。

出演バンドは、龍之介、鳥井賀句&BLACKLIST、KEVIN・K、中山加奈子とVOO

DOO HAWAIIANS、鮎川誠&シーナの5組でした。

龍之介は、去年まではこの企画を客席側で観ていたそうだ。ジョニー・サンダースに触発

されて歌い始めたほどのジョニ・サンのファンだそうで、熱の入ったACTでした。

ギターがとてもうまかった。曲はジョニ・サンというより、もっとバラードっぽい

メロディ。

BLACKLISTは、今回の2回のライブはアップテンポの曲で固めていたようだ。ライ

ブはすごくよかった。BACKにまわってKEVIN・KのACTが始まったが、KEVIN

・Kのあおり方がうまいので、会場がかなり盛り上がっていた。

中山加奈子とVOO D00 HAWAIIANSが今回すごかった。ずっと前に観たときよりも、か

なりパワーアップしていて、加奈子さんはダイヴィングもするし、はじけていてかっこ

よかった。他のメンバーもおもしろそうな人達で、すごくいいバンドだ。

鮎川誠&シーナは、今回はバンドも形でなく、何曲かは、パソコンにはいっている、

リズムトラックを使いながらの演奏でした。あいかわらずこの二人はかっこいい。出て

くるだけで、みんな喜んでしまう。

やはりバンドの形のほうが断然いい、と思ったのが正直なところではありますが。

最後は、恒例になっている、みんなでセッション。「JOHNNY BE GOOD」で幕を閉じ

ました。余談ですが、私はLOU(ルー)なのに、KEVIN・Kがルイ、ルイと呼ぶのでなぜ

かと聞いたら、ジョンがジョニー、トムがトミーとなるように、ルーも親しみを込めて

ルイと呼ぶようです。ルーちゃん、ぐらいの感覚のよう。知らなかった。
2001.7.18(水)

ニュー・ヨークからKEVIN・Kが来日し、BLACKLISTをバックにつけて、横浜

セブンス・アベニューでライブをした。KEVIN・Kはジョニー・サンダースのカ

バーと、オリジナルのシンプルなロックを数曲やった。あんまりよく知らない人

だったけれど、なかなかかっこよかった。KEVIN・Kのファンも来ていた。

対バンのBALCKLISTと赤と黒も、すごくいいライブをしていた。赤と黒は久し

ぶりに観たけれど、テンションが高く、引き込まれてハマってしまった。昔、こん

なかんじのバンドを実はひとりでよく観に行ってた時期がある。恐る恐る観に

行ってましたが、その頃の感覚を思い出してしまいました。

2001.7.3(火)

JIM MORRISON MEMORIAL NIGHTというイベントを青い部屋でやりました。

吉原千晶&和田りえ、LOADED、遠藤みちろう、それに詩人のRAM、飛び入り

で遊びに来てくれたシャケと、盛り沢山なメンツで盛り上がった。

まず、ちあきちゃんと、和田りえというエキセントリックなドラマーとの、絶妙で

スリリングな演奏。すごく息がぴったり合っているというか、瞬間瞬間が自由に

操れる二人だからこんな自由な空間ができるのだろうと感じた。すごくよかった。

LOADEDは今回は鳥井賀句、松田尚久、叩き屋ケンジ、藤田ヨウジ、LOUのメン

バーで、ドアーズのカバー曲を7曲やりました。私は「水晶の舟」という曲。ちあ

きちゃんも同じ曲を日本語で歌っていた。

遠藤みちろうさんは、迫力の弾き語りで圧倒し、初めてだという和田りえとの共演も

おもしろかった。みちろうさんはステージをおりると、打ってかわってとてもやさしい

かんじの人で、びっくりしました。

そのあと、初台のDOORSでライブを既にやってきたシャケが遊びに来てくれて、2曲

DOORSの曲をカバーし、オリジナルを1曲やった。私も昔ピアノでの弾き語りを試み

たことのある曲「YES THERIVER KNOWS」を最初にやって、なんだかうれしかった。

オリジナルの曲はわかりやすい素直なラブソングというかんじの曲で好きでした。

好評に付き、来年もやるという噂がもう出始めています。

2001.6.30(土)

SION ・ヤオンということで、日比谷野音にSIONを観に行った。あいにくの雨で

どうなるかと思いましたが、本番が始まった頃には、降り止み、涼しい風も吹いて

きて気持ちよく見ることができました。ドラムを始めバンドの音が大きすぎる

気もしましたが、SIONのカリスマ性にみんな熱狂的になって、最後のアンコール

が終わっても、お客さんが帰ろうとしないので、SIONがアカペラで少し歌い、

「気をつけてかえれよー!」となだめるように何度も言って、ライブが終わった。

ちょっと感動して涙が出てしまった。

バックのメンバーが、池畑潤二、井上富雄、ギターの松田文、GLOOVERS

の藤井一彦、キーボード細見さかな、と強者揃い。贅沢なバンドだなあ。前の新宿

ロフトのときみたいに、アコースティックの何曲かがなかったのはちょっと残念な

気もしましたが、とってもロックなバンドでかっこよかった。

2001.6.26(火)

渋谷NESTで、2ヶ月ぶりのライブをしました。対バンは、PEALMIX、PLANE、

BREATH、の全部で4組が出ました。今回は、3曲ほど新曲をやって、しかもキー

ボードを使う曲は3曲ほど。少し珍しい構成でやった。とても気持ちよい音でやれ

てやりやすかったし、新鮮な気分だった。DARKSIDE MIRRORSのヴァイオリン、

よちおくんも出るはずでしたが、直前に出ないことになった。また、機会があれば

やりましょうね。

2001.6.23(土)

青い部屋で、BLUE VELVET NIGHT VOL.6がありました。DARKSIDE MIRRORS、

絶対無。詩人の炎氷、三上さん、(ダンスも踊った)、という面々でした。それに、た

またま遊びに来たシャケが、ドアーズの「THE END」を即興で弾き語りしてくれま

した。軽いのりでおもむろにチューニングしながら弾き始め、即興で音を紡ぎながら

どんどん盛り上げていく。とてもいいものを見て得をしたかんじ。時々、いろんな

アーティストがいろんな人のカバーをするけれど、カバーした時にほんとうにその人の

趣味とかやりたいことが素直にリラックスして出てることがあって、へえっと感心して

しまうことがある。すごくよかった。もしかしたら、7月3日の「JIM MORRISON

NIGHT」にも遊びに来てくれるかもしれない、と言ってたけど、本当かな?

絶対無は海外のインディーズレーベルからCDを出しているそうで、海外で評価が高いそう

ですが、オリエンタルな音づくり、モロではないけれどどこか昔のムード歌謡のような

懐かしいメロディーの曲があった。ヴィジュアルスタッフもいて、個性的なヴィジュ

アルでした。
2001.6.10(日)

東中野KING BEEにかげろうのライブを観に行った。今回で、叩き屋けんじくんが

抜けてしまうそうで、事実上解散状態になるようです。気合いがはいった演奏で、

とてもよかった。ギター、ブズーキ、マンドリンの小見山くんがあと少しで

立ちあがって演奏するシーンがみれそうだったのに、結局立たなかったのは残念だ

った(笑)。

そういえば、東京でライブをし始めて3回目ぐらいの対バンはかげろうだったな。

なつかしい。また、みんな形を替えて演奏はしていくのだろうけど、とりあえず、

お疲れさまです。

そのあと、江戸賀あいこさんのお店[sun]に遊びに行きました。東中野の駅前で、居心地の

よいロックバー風のお店で、くつろげました。バーボンのロックを2杯も飲んで、今

日もいい気分。

2001.6.9(土)

ジョーイ・ラモーン追悼LIVEが新宿ロフトで、夜中の12時からオール・ナイト

で行われた。出演は、ロリータ18号、HUNDREDS、SHEENA&THE ROKKETS、MUR

DER STYLE、CHARLY &THE HOT WHEELS、FIFI&THE MACH3の6バンド、新呂

新之介、佐藤わこ、川村むつみ3詩人。盛りだくさんでみんな熱いPLAY

が夜通し繰り広げられましたが、その中でも、シナロケのステージは素晴らしかった。

いつもかっこいいんだけど、最近みたLIVEの中でもかなりサイコーのLIVEだったと

思う。演奏がシャープで盛り上げ方はやはりプロ。次の曲が始まるごとに、鮎川さんが

しゃべる毎に盛り上がっていく。シーナさんが、とてもかわいらしく見えた。一体いく

つなんだ、この人は!!

明け方の6時頃にお開きになった時にはふらふら状態で、帰った途端にバタンキュー。

それにしても、新宿の日曜の朝は、人が多いですね。
2001.6.4(月)

新宿ロフトに、レッド・ウォリアーズのファン・クラブ・イベントを観に行きました。

ユカイさんは、あまりハイ状態でなかったのかもしれない、いつものやんちゃなか

んじより少し押さえたステージングだった。いつもの奇声もなかった(笑)。でも

、すごくいい演奏で、かっこよかった。声がすごくはっきり聞こえてうれしかった。

シャケはすごく楽しそうだった。終わった後で、「久しぶりだからか、すっごく楽

しくなっちゃってさあ!一人で弾き語ると全然違う精神モードになっちゃう

からね」と言ってました。ギター持って、前に出てくるだけでかっこいい

人だから、やはりレッズでのシャケはひときわ輝いていました。
2001.6.3(日)

気がつくと、もう6月。どんどん夏に向かっています。身体がついていかない。

今日は、渋谷のNESTの近くのCLUB ASIAに、「がらんどう

其の弐」というイベントを観にいきました。出演バンドは、POWER MENUE、ZAK、

佐野史郎バンド、UNDER THE SOUL、GHOST、絶対無。ZAKは、フィッシュマンズ

のミキシングとかをした人だと思っていったら、人違いだった。佐野史郎は、思ってい

たよりかなりロックっぽい雰囲気だった。ギターがとてもうまくてびっくりした。その

あとに出た、UNDER THE SOULはVELVET CHILDRENっぽい雰囲気だが、曲がとても

よかった。GHOSTは、きれのよさ、スリリングな演奏がいい。こういくと思った瞬間に

違うところにぐいと持っていかれる、絶妙なアレンジ。絶対無は曲調はオリエンタルな

ロキシー・ミュージックかな。佐野史郎以外は、女性ボーカルがメインにいるバンド、

それも個性的で、少しアンダーグラウンドなニオイのする、イベントだった。
2001.5.29(火)
THE LEATHERSをシェルターに観に行きました。彼らのワンマンイベントで、「OUR

DAY WILL COME #2」。ゲストに、BASKING LITE、GROOVERS。超満員でした。

GROOVERSは演奏力が凄いな。!レザーズもトム・ウェイツの曲、アレンジが変わって

いたが、よかった。
2001.5.26(土)
青い部屋にて、BLUE VELVET NIGHT VOL.5がありました。回を重ねる毎に、DARK

SIDE MIRRORSが成長して行ってその過程をみせられているワケですが、今回は

めざましくうまくなっていた。なぜ、急にこんなにうまいバンドになったのか、何が

あったのでしょうか。そして、元ガラパゴスのメンバーによるバンド、LOAD PLANET

I.D.というバンドが出ました。すばらしい声のボーカルの女性は声楽科を出ているらしい。

ソプラノヴォイスで歌う中、ギター、ベース、ドラムが即興的に音を出していき、静寂

から徐々に激しい混沌へと移っていく。曲数はたった2曲でしたが、40分ぐらいはあった

かもしれない。1曲めは、デヴィッドリンチの映画のジュリー・クルーズを思わせる曲調

だった。終演後のDJタイムでは、お客さんが激しく踊り狂って盛り上がった。
2001.5.21(月)

武蔵野市民会館なるところで、チーフタンズのコンサートがあり、観に行きました。

地元武蔵野市ががんばって呼んだみたいで、チケットも3600円と、他の会場の

半分の値段!しかも前から3列目で、ステキな演奏を堪能でき、たのしいひととき

でした。チーフタンズは、アイリッシュ民謡の老舗バンドで、アイリッシュの特有

の楽器、(アイリッシュ・ハープ、イーリアン・パイプス、バゥロンなど)の生演

奏が間近でみれました。ゲストのスパニッシュ・ギターの人もかっこよかったし、

アイリッシュ・ダンスも楽しかった。曲は、かなりワンパターンでだらだらやって

いるとすぐ日本人は飽きてしまうと思うが、ライブの構成がメリハリがあって、ゲスト

もいっぱいいて、楽しめました。
2001.5.20(日)

下北沢ラ・カーニャで金延幸子さんのライブがありました。去年と同じ時期、春一番

の直後で、前座、サポートにテキーラ・サーキット。去年観たときもかなり感激しま

したが、今回は、もう涙はボロボロ出てくるし、心が360℃オープンになってしまい

金延さんのなすがままにココロ揺さぶられてしまった、そんな素晴らしいライブでし

た。個人的にCDを送ったり、メールをもらったりということが事前にあったことも影

響しているかもしれませんが、私のほかにも数人女の子が目をはらしながら帰途につい

ていたのを目にしたことを考えると、やはりみんな揺り動かされたんだと思いました。

金延さんは、ステージの上でとてもナチュラルで無邪気で、とても優しい、あたたかい

オーラを出して会場を包み込む。去年よりもっと、やさしい人になっていたかんじがす

る。去年はもっと、子供みたいにはしゃいでいた。また来ますと言い残して、帰途につき

ましたが、絶対またみにいくぞお!
2001.5.17(金)

赤坂グラフィティに、パンタと龍之介を観に行きました。龍之介は、風貌はハリーか

ジョニー・サンダースか、といったかんじで、ギターの弾き語りをするが、歌は情緒的な

雰囲気に満ちていた。中原中也が好きだそうだ。パンタは、もちろん昔ライブをみに

行ったときより太っちゃったし、きっと性格も丸くなったに違いない。でも、やはり

パワフルにギターをかきならし迫力のあるステージだった。ピアノ、アコーディオン

にロケット・マツさん、バイオリンはみほさんという女の子で、ケイト・ブッシュの

曲に似たフレーズをよく使う。6/9に野音で頭脳警察が復活するそうだ。
2001.5.13(日)

昼間の1時半より鎌倉FMの収録があり、鎌倉の由比ヶ浜に行ってきました。「ヴォイスパ」

という詩を読む番組で、下北沢ロフトでよく朗読で出ている炎氷がDJをやっている。

「熱情」をかけてもらい、「くぼみ」の歌詞を朗読しました。6月18日の夜9時より鎌倉

FM(82.8MHz)で流れるので、そのあたりにドライブに行く人はオン・エア・チェックしてく

ださい。炎氷さんは詩を読んでいるところしか見たことがなかったので、普通にしゃべってい

てびっくりした(笑)。そのあと、鎌倉駅前の、カフェ・ヴィブモン・ディモンシェ「場所

:鎌倉市小町2-1-5*鎌倉駅東口、小町通に入って、最初の角を左。 電話:0467-23-9952 

営業時間:11:00〜19:30  11:00〜22:00(金・土曜)」(←いちおう自分のために

覚え書き)で詩人の川村むつみちゃんと賀句さんとむつみちゃんのお友達とで、ちょっと休憩。

アート誌、カルチャー誌、フリーペーパーなどがたくさん置いてあり、アイスコーヒーが不思議な

とても素敵なcafeでした。

そのあと、吉祥寺STAR PINE'S CAFEに中山ラビさんを観にいきました。露出の激しい衣装

がスゴかった(笑)。でもラビさんのどちらかというと中性的な魅力がかっこよかった。最後の

HITしたという曲だけが異色であとは、ロックっぽい曲が多く、アコギの弾き語りはボブ・ディラン

のような曲調に近い。バンドもみんなとても楽しそうに演奏していてよかった。


2001.5.12(土)

渋谷セブンス・フロアでサイコデリシャス(アコースティック・バージョン)とアキマ(EX.マルコ

シアスヴァンプ)&ジャラ&ロケット・マツを観に行きました。サイコデリシャスのシャケは聴いた

ことはあるが、観るのははじめて。アコースティック・ギターの弾き語りに、シンセサイザーの人と

のデュオで、最後にジャラがパーカッションで参加した。おどろくほどロックン・ロール色がない。

はじめの曲はピート・タウンジェントのソロみたいだった。シャケの世界はロマンチックというか、

メルヘンのような、汚れのない美しい世界を歌ったものが多い。アキマさんは、大きなヴィブラート

のよく響く声がマーク・ボランそっくり。

おいしいPOPなフレーズが必ずはいっていてアレンジもよくて、すごく曲がよくできてるなあと思った。

好きな曲が何曲かありました。
2001.5.8(火)

関西でずっと一緒にやっていて、ちょうど同じ頃別々に東京へやって来たギターの小泉

くんのバンド、MIDIUM FINEを三軒茶屋HEAVEN'S DOORに観に行きました。さんざん

迷ってしまい、3曲ぐらいしか観れなくて残念。実は「私の曲をやっている小泉君」しか

今まで観たことがなかったので、グランジなバンドの中で転げ回りプレイをしているのが

とても新鮮。がんばってほしい。対バンのバンドもおもしろかった。
2001.5.7(月)

初台のオペラシティの横に新しくできたライブハウス、DOORSのオープニング・パーティ

に行きました。250人から300人ぐらいのキャパでステージも立派できれいなライブ

ハウスだ。オープニング・イベントには3バンド出て、外道やパンタ、パンタがプロデュースした

制服向上委員会の人も出たりした。 丁度遊びに来ていたユカイさんとJAMESも加わっての

ドアーズのジャム・セッションもあった。
2001.5.4(金)

吉祥寺新星堂DISK INNにて、インストアライブに再度挑戦。新曲をつくったところで、

とりあえずそれを歌いたくてうずうずしており、ちょうどジョブをかますのにもってこ

いなステージでした。結局やったのは6曲。雨続きのゴールデンウィークでやっと

晴れた1日で、人出も多かったし、PAさんがちゃんと音を出してくれてたので安心して

やれました。むさしのFMさん、DISK INNさん、どうもありがとう。そして駆けつけてくれ

た方々もありがとう。そのあと、うさぎちゃん、うさぎちゃんのねえさん、そして夫婦で

みにきてくれた星野夫妻と松田くんとで、なんと4時から飲みに行く。あんまりしらない

人同士で、それもまた楽しかった。

2001.4.29(日)

渋谷アピアに、「吉原千晶&和田りえ/遠藤みちろう」を観にいきました。ちあきさんは

ボーカルとアコースティック・ギターにサイケなエフェクターをかまして、UNDERGROUND

な雰囲気のステージをする女性。硬派でDEEPなシンガーだと思う。基本はギター1本での弾

き語りで曲作りをしているそうだが、アレンジやサウンドにひろがりがある。GHOSTというバ

ンド以外に、元GHOSTの和田りえさんというドラムの女性とふたりでライブをやることが多い

そうだが、今日はそのふたりでの演奏でした。

とてもパッションを感じさせる、というか感情で身体が動いているような、魅せるドラマー。

HONZIに通じるような、女性のパッションを全身で音に表現するミュージシャン。おとなしい顔

をしてスティックを投げつけたり、アンプを倒したりするらしい。

遠藤みちろうさんは、ソロでは初めてみたのですが、圧倒的な存在感があってさすがという

かんじでした。途中で、お客さんが感極まって「ぎゃーっ!!」と叫んでそれで余計にゾクゾク

してしまった。この間テキーラ・サーキットがカバーしていた、「JUST LIKE A BOY」を

アンコールで歌ってくれて、うれしかった。少し、他の曲に比べてポップすぎて浮いていたかん

じもしましたが、いい曲だ。

2001.4.22(日)

銀座のビアホールのようなお店にアーリー・タイムズ・ストリングス・バンドを観に行きま

した。元はちみつぱいの渡辺勝がいるバンドで、この前、鳥井賀句&フレンズでカバーした

「僕の家」もやった。アーリーは、ギター、バンジョー、ハープの入った、カントリー調の

バンドで、渡辺勝が歌う曲は、情緒的なロマンチシズムを感じさせる歌が多い。

ゲストが豪華で、高田渡、中川五郎、シバ、斉藤哲夫、鈴木慶一、白井良明が出た。これで

昔のフォークの大御所でみていない人は、中川イサト、友部正人、りりいぐらいかな。私も

大分詳しくなってきました。高田渡は、いちばん最初に数曲やったあと、早くもお酒を飲ん

でいた。しかも誰もいない奥のほうの部屋でひとりで飲んでいた(笑)。

2001.4.21(土)

当日になっても、「あっ、私も出演者だっけ?」と何度も思い出す始末。曲もうろ覚えで

こりゃやばいやばい。CLOSING TIME VOL.28で「鳥井賀句&フレンズ」ということで

出演、ライブをしました。私のうたは1曲だけ。昔作った曲で、意外と好評な曲「眠れな

いなら」をやりました。 そのあと、レコーディングに参加して「苦い約束」と「リカ」の

アコギを弾いてくれた、奥沢明雄さんのバンド、テキーラ・サーキット。ボーカル:SIME

さんの声は、ニール・ヤングやザ・バンドにぴったりで、その上あと2人のコーラスがす

ばらしく、本当に「気持ちのいい時間をありがとう!」というかんじですが、遠藤みちろう

さんのカバー「JUST LIKE A BOY」(かな?)もすごくよかった。そのあとのバンドは、

井上富雄さんと松田文さんのユニット。富雄さんの歌は、昔のブルー・トニックとかを聴くと

もっとおしゃれ路線だけれど、今歌っているのは、素直な唄だなあと思った。文さんの、

色気というか男気を感じさせるギターも聴けたし、今夜は、自分たちの演奏は置いといて、と

てもよい夜でした。満足。富雄さんから、池畑さんが初めてドラムのヘッドを楽器屋に買いに

行ったとき、「メーター幾らですか」と聞いてしまったという、”その筋では有名な話”も聞

いてしまいました。満足(笑)。
2001.4.20(金)

少しドキドキしながら、南青山MANDALA2に早川義夫さんを聴きに行ってきました。グラン

ド・ピアノが1台っきりの弾き語りのステージで、途中、守屋里衣奈さんという女性シンガー

がギターの人と2人で5曲ぐらいやった。ピアノにむかってしゃにむに熱く歌う早川さんを観

てると、何故かどこか似ている気がして仕方がない。早川さんの書いた本を読んだときも、す

ごく共感するものがあったのだけれど、性格のどこかが、感覚のどこかがきっとつながってい

るような気がしているのだ。もちろん、早川さんみたいに強い表現ではないかもしれないが。

サルビアの花は2曲目に歌った。「純愛」というタイトルなのかな、ああこれも歌ってみたい

なと思う曲がありました。楽屋に押し掛けて「LOUです。」というと、「あ!CD聴いたよ。

ありがとう、ありがとう」と言ってくださり、そのあと、お母さんが亡くなったときのエピソー

ドとかを聞いた。打ち上げにいけなかったけど、また誘ってください!

そのあと、青い部屋で、honziもメンバーの7人編成バンド、ニノ・トリンカをラスト4曲ほど聴

いた。これがまた、すごくよかった。

ボーカルの男の人はまるでお笑い芸人のようなしゃべくりで、めちゃおもしろい。演奏は

ヨーロッパのサーカス楽団風で、ルンバやタンゴなどがまじりあった楽しい音楽。単にノスタル

ジックなのではなく、とにかくスゴクいい!あんまりじっくりみれなかったので、また観にいこう。

2001.4.19(木)

久しぶりの、サックス:ピート福島くんのバンド、KILLING FLOORをスター・パインズ・

カフェに観に行きました。久しぶりに観ると、更にかっこよくなっていたような気がする。

ピートくん以外は、前よりオシャレになっていた(笑)。尼さんみたいな衣装で踊っていたダンサー

の人も楽しくって、おもしろかった。スープの海という企画イベントで、芝居などもあった

そうだ。KILLING FLOORみたいなライブは楽しいな。
2001.4.14(土)

青い部屋にてBLUE VELVET NIGHT VOL.4。出演バンドは、元フリクションの恒松正敏

&ヴィジョンズが急遽出演できなくなりましたが、大阪からMITT'S、それとお馴染みDARK

SIDE MIRRORS。MITT'Sはこの間の大阪ライブのときにゆっくり観れなかったのですが、

今回はじっくり観れました。曲が好きだなあ。みちろうくんに歯がぬけてるのが怪しい、と

言うと、なんと高校のときから抜けていたそうだ。スゴイ!

DARKSIDE MIRRORSのバイオリンのよちよ君に、カルイ気持ちで一回音を合わせてみよう

と声をかけてみる。どうなるか、まだわかりませんが。

2001.4.10(火)

朝11時ホテル出発で帰京。昨日の深夜、またG,B,Dの3人はホテルでミーティングをし

ていたらしい。多分ただの飲み会だと思う(笑)。久保田さんだけ京都の街をあと2日ほ

ど堪能したいということで、京都に残して一路東京へ。下道をハイエース級の車で走った

ことがなかったのに、挑戦してみたら意外に簡単に運転できた。これで次のツアーからは

私にまかせて!とスイスイ高速を走っていたところ、途中で、久保田さんが、「おばあち

ゃんが死んじゃったので今新幹線で帰ってる途中。俺のほうがはやくつきそうやで」と電

話があった。せっかくの京都観光が、、、、。間が悪かったねえ。

久保田さんのおばあちゃん、改めてご冥福をお祈りします。

東京に着いて帰ってきたのは9時頃。ちょっとまた打ち上げにビールを飲んでしまった。

みんなそれぞれに打ち上げをしてそうだな。このメンバーはみんな酒飲みだったのだ。

みなさんお疲れさん。
2001.4.9(月)

昨夜の打ち上げの後、G,B,Dの3人はホテルの部屋で遅くまでミーティングをしていたらし

い。ほんとかな?酒飲んでいただけじゃないのかな?

HONZIはホテルに帰って来ず行方不明、朝起きると違うホテルからFAXが届いていました。

素行不良のヴァイオリニストは今日も本当に来るのか?一抹の不安を抱えつつ、京都のNEG

A-POSIへ。旧友ジャッカルと、友達の紹介でたまたま同じMIDI CREATIVEつながりだった

元コケッシーズのべーちゃんのバンド、PISIONSと3バンドで出演しました。

今回のツアーで、はじめて出会ったPISIONS、それと旧友ジャッカル、去年初めて対バンし

たMITT'S、どのバンドもとてもとても優しい、いいヤツで、「関西のあたたかい人柄」に

久しぶりにふれたかんじがする。みんなどこか、のんびりした話し方をする。みんな、あり

がとう。PISIONSはMCは関西風お笑いが入っているけど、叙情的なうたが幾つかあって、

へたりドラムがかわいらしい。ジャッカルは昔観たときより、バンドがハードな質感になって、

スリリングなアレンジになっていた。ボーカルの西田君の出すいい波動が人を元気にさせる。

好きなバンドです。

HONZIも本番前には現れて、この日は8曲をやりました。さすがに、ちょっと疲れたけれど、

楽しかった。来てくれた方々、ホントにどうも、ありがとう。

2001.4.8(日)

レコ発ツアー出発、ということで、朝5時半起床、6時半に家を出てレンタカーをウエさん

と交代で運転しながら関西に行ってまいりました。すんなり早めに到着したので、先にホテ

ルにチェック・インして、そのあと難波のBEARSに入り、リハ。 先に到着しているはずの

HONZIはほんとに来るかなと思いましたが、大丈夫でした。元ばるぼらのギター、みちろう

くんの3ピースギターバンド、MITT'Sがスペシャル・ゲストで、そのあと14曲やりました。

しかし、とっても好きなバンドなので出てもらったのだけど、一緒の日に出るとゆっくり観れ

ないので、残念です。この日の演奏は、小屋が音響的にとてもやりやすい小屋で気持ちよくや

れた。HONZIの音の深みはすごかった。下北のライブと、この日の難波BEARSのライブは、

自分の中ではかなりイイライブだったと思う。

2001.4.7(土)

午後5時から吉祥寺新星堂DISK INNでインストアライブ。むさしのFMで次の日、音も流れ

るらしい。4曲ほどギターのうえさんと2人でやりました。前日のワインの飲み過ぎで吐いて

しまい、頭痛もひどかったので、さっさと帰って休むつもりだったのに、のぞきに来てくれ

た池畑氏とKEIKOちゃんに誘われて、また飲んでしまった。6時前から飲んで、気がつくと、

10時10分前。機材をまだDISK INNに置いたままだったことに突然気づき、閉店前ぎりぎ

り走って取りに行きました。次の日から関西ツアーだというのに、危ないところだった!
2001.4.6(金)

待ちに待った、LOU 1ST アルバム『SEARCH&LOVE』レコ発ライブ第1弾!

今や東京のホームライブハウスとなった下北沢ロフトでワンマンライブをしました。

ワンマンは、神戸の楽屋でやったことがありますが、ひさしぶり。ギター:うえさん、ド

ラムス:久保田敏明、ベース:松田尚久と私のLOU BANDにゲスト、HONZI、ピート福島を

迎えてのメンバーで全16曲をやりました。いつもの対バン形式だと、8曲ぐらいしかやら

ないのでその倍もやったワケで、さぞや長いかんじがするだろうなと思ったけれど、やって

いる本人は、いつもとあまり変わらない長さのように感じるのが不思議なところ。あっとい

う間におわってしまいましたが、途中いったん弾き語りしてからピート、HONZIが入ってく

ると、自分も熱くなってしまい、どんどん感情が高まっていった。

いんこさんのWEBテレビの番組中に、赤い髪の毛に染めるのがいいと占いに出たので、染め

てみましたが(バレバレですね!笑)あとでビデオでみると、前髪がみじかすぎて、五月人

形みたいでした(笑)。

たくさんの方々、みにきてくれて、感謝。次回からは、新曲をバンバンやっていきたい。

2001.4.1(日)

元フリクションの恒松正敏さんの絵画展が池袋東武百貨店本館6階の美術画廊小サロンと

いうところであり、観に行きました。ちなみに、4日までやっているので興味のある方は

覗いてみてください。私にとっては、とても”好きな”タイプの絵で、エゴン・シーレの

ような内向的な陰鬱さを持っているけど、ダリのような「抜けた」シュールな絵。タッチ

が繊細で、良く描き込まれているかんじがする。ちょっと高いので買えないけれど、欲し

いな。4月14日に恒松正敏&VISIONSというバンドで青い部屋でライブがあるのでそれ

も楽しみです。
2001.3.30(金)

青い部屋にてBLUE VELVET NIGHT VOL.3。今回の出演バンドは、DARKSIDE MIR

RORS、GHOST、MORPHEUSの3組。DARKSIDE MIRRORSは除々に曲数を増やして

5曲、ゲンズブールの「切符切り」のカバーをやった。MORPHEUSは、もろブリティッ

シュ・ネオアコの世界で、かなり好きなメロディとギター、よかった。GHOSTは、前よ

りサイケなかんじがした。

2001.3.29(木)

FM相模原の番組『赤と黒の爆弾KISS』に生出演するため、相模原に行って参りました。

初めて行ったけれど、けっこう遠い、、、。

それはさておき、赤と黒のボーカルTAKAさんとギター本間さんのお笑いトークがけっ

こうおもしろく、何度も爆笑しながらの出演、とても楽しかった。
2001.3.27(火)

ダイヤモンドユカイさんの「ナイトライフ」を、目黒ブルースアレイ・ジャパンに観に

行く。この前ここには、カルメン・マキさんを観に来た。1日で、1部、2部とあって、

2部を観たのですが、あんなにテキーラをがぶ飲みして、よく2ステージもできるなあ

と、びっくり。ちょっとひやひやしてしまいました。ユカイさんは客席に行って、ファン

のテーブルのワインもがぶ飲みしていた(笑)。でも、終わったあとも全然へっちゃらそ

うでした。ちょっといいお酒を飲みながらの楽しいショウ、といった趣でとても楽しかっ

た。
2001.3.24(土)

CLOSING TIME VOL28。今回は、かげろう、江戸賀あい子さんの2組。

かげろうは、久しぶりだったので新しい曲もいくつかあった。小見山さんのブズーキー、

ギターが冴えていて、気持ちよかったです。

江戸賀あい子さんは、バックのメンバーが変わり、かなりハードな音になっていました。

私は個人的には、前クロコダイルでやっていたメンバーのほうが合っているような気がし

ますが、どうでしょうか、、、。

CLOSING TIME に4回連続で観に来てくれている青年がいてちょっと感激。
2001.3.23(金)

夜の11時より、WEBテレビの生放送番組「いんこのPM11」に出演する。12時まで

の1時間番組で、ギターのうえさんと2人で生演奏を2曲やった。曲は、「まちがい」と、

「リカ」。できたばかりのプロモビデオ「苦い約束」も流してもらった。ちゃぶ台のスタ

ジオセットのせいだろうか、どうも気持ちがダラダラしてしまい、なごみきった雰囲気で

進行してしまう。いんこさんの占いによると、私は髪の毛を赤くしたほうがいいそうで、

うえさんはこれから結婚すると出てるらしい。ホントかな?とりあえず信じてみることに

しよう。

2001.3.21(水)

LOUの1STアルバム『SEARCH&LOVE』発売開始。
2001.3.20(火)

赤坂ブリッツにAJICOを観に行きました。これで、AJICOは、解散なのでいちばん

最後のライブをみたことになる。サウンドはますます磨かれてきていて、それぞれの持ち

味がストレートに伝わってくる。それにしてもディープなバンドだった。曲想、詩、サウ

ンドすべてが、ディープなのに(決して売れセンでもPOPではない)、これだけ多勢の

人が支持して、楽しんだ。それがすごい。

みんなが、また機会があればやりたいと言っていたし、UAは、「このバンドで、UAが

成長したことは、見て、わかってくれたと思います。」と言っていた。たくさんの人が、

この貴重な時間を共有したんだなと思いました。

どちらにでも行けるミクスチャーなかんじと、包容力や自由さを持っていたバンドだっ

た。

2001.3.16(金)

レニー・ケイがプロデュースしているバンド、FEEDを吉祥寺スター・パインズ・

カフェに観に行く。ハーフのボーカルまやちゃんの声は、まるでクランベリーズで、

顔もかわいいし、バンドの演奏もうまい。しばらくアメリカに住んでいたので英語の

曲が多いけれど、日本人ばなれしたセンス。レニーはUAにつくった曲「恋人」(一

部、日本語で歌った!)と、PATTI SMITHの「ゴースト・ダンス」を自分で歌い、

あと何曲かFEEDのバックでギターを弾いた。

とてもあたたかい、細やかな気配りをする人で、少し話ができてうれしかった。
2001.3.14(水)
NO STARS INNOVATIONを観に行く。ツアー帰りで一段とタイトになって

いた。PATTI SMITH GROUPのギター、スザンヌ・ヴェガの1STのプロデュー

サーのレニー・ケイがFEEDというバンドのプロモーションで来日していて、忙し

い中を彼と親しい賀句さんが連れてきて、NO STARのライブの最後の曲、「GLOR

IA」でジャムセッションした。レニーは、別に”ウマイ”ギタリストではないけど、チョイスしている

仕事がいい。人柄もとても穏やかでやさしそうでした。
2001.3.13(火)

もとフェアグランド・アトラクションのエディ・リーダーを渋谷クアトロに観

に行く。ソロになってから、ジャズっぽくなったりしていたが、今回のツアーは

フォーキーな雰囲気が強かった。やはり、女性ボーカルって声なのかな。

よかった!とても明るいやさしいかんじの女性で、お友達になってほしいな

と思ってしまった。基本的に3拍子のカンタンなリズムのシンプルで美しい曲が

似合う。楽しい気分で会場を出て、やはり観に来ていた陣内絵里奈ちゃんに

手伝ってもらって2人でチラシを配った。絵里奈ちゃんありがとう。
2001.3.6(火)

今日は、今年初のTHE LEATHERSライブ。対バンの小日向しえという女の子は、

夏目雅子に似た硬派なかんじの格好いい女性で、COOLなかんじで歌う。

そのあとのTHE 3PEACEは、元BLUE HEARTSのドラムの人が参加しているバンド。

ヒップホップ風の曲が多く、悪くなかったけど、多分、PAのせいだと思うが、音の

バランスがよくなかったな。

レザーズは今回はノリのいい曲が中心でした。

2001.3.3(土)

東京国際フォーラムへ、ボブ・ディランを観に行った。

ドラム、ベース、ギター2人(そのうち一人は、チャーリー・セクストン)と

ディランの5人編成。ディランのギターは、かなりイってて、そのうえけっこう

弾きまくるので、ソロパートになると、音がぐちゃぐちゃになってしまう。

チャーリー・セクストンは、脇でバッキングをするだけで、なんだか、「ボブと一緒に

やらせてもらえるだけでうれしい、、」というかんじにみえたけれど、どうなのでしょうか。

それでも、そんなことは結局どうでもいいんだと思える、ボブ・ディランの存在感が

圧倒的でした。ジェーン・バーキンを観たときにも、「ジェーン」の存在そのもの、培って

きた人間性そのものが深い感動を感じさせたけれど、それと同種の感動が沸いてきた。

メロディーがあまりないというか崩して歌うので、わかりにくいけれど、美しいメロディの

曲も多いなあと改めて感じました。

そのあと久保田さん、賀句さん、CROSS、会場で出会ったユカイさんと4人で、写真展の

オープニング・パーティに行く。橋本祐治さんの個展で「SOME GIRLS」というタイトル。

NO STARのKEIKOちゃんや、AJAや、寺田恵子さんやその他100人ぐらいのGIRLS(?)の

写真が飾ってあった。そこでワインをいただき、そのあと、永瀧達治さん(ゲンズブールの

本を幾つも出している)主催のDJナイトに遊びに行きました。渋谷のSOMA CAFEというお店

で、そこでピチカート・ファイブの小西さんがDJをしていた。

そのあと、その近くの「レノン」というお店で、またまた飲んだ。久しぶりにこんなに夜遊び

したので、クタクタになってしまいました。ボブ・ディランのお客さんと、六本木の遊び人

写真家:はっちゃんの写真展のパーティにいたハイソな人達と、SOMA CAFEのお客さんの

層が全然違っていたので、フェリーニの映画をみたような、シュールなかんじが残った。

2001.2.24(土)

CLOSING TIME VOL.27。すごい!もう27回目なんだ。今日の出演者は、3組。

CROSS(from THE LEATHERS) 、鳥井賀句&BLACKLIST、中川五郎でした。

初めて中川五郎さんのライブを観たのですが、人間味溢れる歌で引き込まれました。

ステージングももっともっと淡々としているのかと思っていたけれど、結構

盛り上がりがあって、激しい曲もあり、おもしろかった。五郎さんは、やんちゃで

かわいい、大人っぽくない人だ。

2001.2.21(水)

「青い部屋」にてBLUE VELVET NIGHT VOL.2。鮎川姉妹のDARKSIDE MIRRORSと浜松の

BAND 、UPTIGHTの2バンド。DARKSIDE MIRRORSは、前より荒削りになっていた(!)が、

最後の曲がとてもよかったし、とてもキュートでセンスがいい。鮎川純子ちゃん(ドラム)が

昔私が最初に「ヨーロピアンサンズ」というバンドを一緒に組もうとしてボツり、そのあとしば

らく一緒にやったドラムのYAMBOW君(男の子)にLOOKSがそっくりなことに気づく。UPTIGHT

は、佇まいが、UNDERGROUNDでかっこよかった。小屋にハマっている。こんなにゆっくりのリズム

はひさしぶりだ。
2001.2.13(火)

AJICOを赤坂ブリッツに観に行きました。アルバム『深緑』からの曲以外に、ジャズのスタ

ンダードの「TAKE5」とか、UAのソロから「悲しみジョニー」と「歪んだ太陽」も演りま

した。UAの声がやっぱりソウルフルで、バンドもベースのTOKIEさんの音とかすごく気持ち

がいい。「深緑」、「波動」が心にがんがん来ました。ベンジーの歌う「GARAGE DRIVE」

も好きな曲。 特別POPでもない、、、というか、全然POPじゃない曲もあるのに、こ

れだけ多くの人に支持されていて吃驚する。 打ち上げで、あまりにも目の前にUAやベンジー

やTOKIEさんやスティーブ・エトウさんや花田さんがいて、落ち着かなかった。ベンジーが、

「かっこいい曲つくってる?」と聞いたので、「UAみたいな大きな視点の曲はなかなか書け

ん」と言ったら、「視点の大きい曲を無理矢理書こうとする、その考え方は甘いわ。」私が、

「自分以外のものになろうとしても無理やということやな。」と言うと、「あたり前田のクラ

ッカー!」と言われた。

2001.211(日)

ジェームス邸にて、第1回料理の鉄人対決。奥さんのますみちゃんのタイ料理VS賀句さんの

イタリアン。どちらもめちゃウマで今回は引き分け。ちなみに審査員はダイヤモンドユカイ氏。

私のつくったハンバ−グと理恵子ちゃんのつくった肉ジャガは、参加することに意義がある程度。

ワインを6人で(正確に言えば5人)7本も空けたのにあんまり酔っぱらわなかったのは、食べ

過ぎのせいだったのでしょうか。よく食べて、よく飲み、よくしゃべりました。

2001.2.9(金)

BLACKLISTでコーラスをやっている、今度はリカちゃんの参加しているバンド、KING BISCUI

T TIMEを高田馬場AREAに観に行きました。KING BISCUIT TIMEは、赤黒のギター、本間さ

んがボーカル、ギターで曲もつくっているバンドで、リカちゃんはコーラスで参加している。

今回は、シーナ&ロケッツのベースの 渡辺さんがギターで参加して、色を添えていた。

本間さんのつくった歌は、かなりしっかりしたPOPな歌のつくりをしていて、いい曲でした。

ジギー・スターダストの頃のデヴィット・ボウイに曲の雰囲気が似てるような気がした。

打ち上げに行くと、シナロケファンがいっぱいいて皮ジャン軍団になってしまった。私は、ちょ

っと酔っぱらったようだ。

2001.2.7(日)

BLACKLISTでコーラスをやっていて、自分では「海賊ラジオ」というソロユニットをやって

いたYUUちゃんが、新バンド「R・O・E・S」を立ち上げて初ライブということで、下北沢CLUB

QUEに観に行った。バンドになったほうが、ハマっているような気が私はした。ボーカルにパンチ

があるので、ロックのバンドをバックにして歌うと、迫力が出る。

でも、YUUちゃんとみにきていたシャケは、前の「海賊ラジオ」の不思議な世界が相当気に入っ

ているようで、そちらも捨てがたい、と言ってました。

YUUちゃんの着物姿(椎名林檎っぽい?)もよかったし、B、G、DSのメンバーの雰囲気が

なんだか粒が揃っていて、ビジュアル的にもまとまっていた。

2001.2.2(金)
元TENSAWのベース、みちあきさんとグリコさんのバンド、「ぞくぞく家族」という変わった名

前のバンドですが、渋谷のGIG-ANTIC SIBUYA24という小屋に観に行きました。

元PINK CLOUDのベース加部正義さんがギターで、もう1人テッシーという人がギター、それと

ホーンの人が2人。途中で、デミ・セミ・クィーバーのエミ・エレオノーラ さんがゲストで出てき た。シーナさんもまっさおの超ド派手な出で立ちで、迫力の意味不明のスキャットの歌を歌い、キーボ ードを弾きまくっていた。存在感がスゴイ!加部さんが、途中で酔っぱらいすぎで、ギター弾きな がらアンプの間に後ろ向きに倒れてそのまま寝ころんでしまった。ローディの人が起こしたけど、 そのあといすに座ってギターを弾きかけては、眠ってしまうという繰り返し。失礼ながら笑い転げ

てしまいました。リズム隊はすごくがっちりしててよかったのに、加部さん、おかしすぎる。そのあ

と数日後入院したそうですが、大丈夫でしょうか。 #
下北沢ロフトでCLOSING TIME VOL.27。大雪にもかかわらず、まずまずの入り。 今日の出演者は、LOUバンドの対バン相手にはもってこいのバンドでした。いつ か共演できればいいなと思いました。出演は、GHOST、鳥井賀句&BLACK   LIST、MINA'S PAELLA、詩の朗読が佐藤ワコ、AJA。 GHOSTはヴェルヴェFットとか好きそうな女性ボーカルのバンド。バイオリンが ジョン・ケールっぽいニオイを出していて、とりあえず、打ち上げでツバつけ (実際に唾つけてみた)をし、まずはお友達からの交際をお願いしておいた。 ラブ・サイケデリコってかっこいいねえと意見も一致、朝本浩文のRAM JAM WORLDの仕事もやったことがあるというので、ウエサンともどこかで繋がって いる。MINA'S PAELLAの「TELL ME」は私の名曲100選に入る好きな曲。 いつか、絶対カバーするつもりだ。ミキさんの心の奥底からわき上がるようなソウ ルフルな歌い方もアコースティックだと、すごく際だって、感動した。とても よかった。 # 青山の「青い部屋」という小屋で「BLUE VELVET NIGHT VOL.1」。ヴェルヴェ ット・アンダーグラウンドのカバーBAND「THE LOADED」を急遽立ち上げ、私は NICOの「宿命の女」とTHE DOORSの「水晶の舟」を歌いました。THE LOADEDは、 鳥井賀句(VO,G)、松田尚久(B)、久保田敏明(D)、藤田ヨウジ(VO,G)LOU(VO)とい うメンバー。「I'M WAITING FOR MY MAN」、「SWEET JANE」「VIENUS IN FURS」など、いかにも定番的選曲のカバー、、、楽しんでいただけたでしょうか。 もう1つのバンド、DARKSAIDE MIRRORSは、鮎川純子ちゃんのドラムがモーリ ン・タッカーばりで、バンドもスタイリッシュで役者揃いでいい感じ。もしかして 本気でこのメンバーで続けられたら、かっこいいバンドになるだろうなあ。あと AJAさんが詩の朗読をし、松田くんと賀句さんとCHARLIE(EX.ファントム・ギフト) のDJがあり、盛りだくさんでした。元フリクションの恒松さんが「GLORIA」にギ ターで加わり、セッションしました。シャープで攻撃的なギターソロ!かっこいい。 # CLUB251で年明け最初のライブをしました。今回は、前回、前々回と同じく、ド ラム久保田敏明、ベース松田尚久、ギター上村佳弘(ウエさん)とLOUの4人。や っとメンバー固定の雰囲気が出てきた。私的にはとてもやりやすく、いいライブが 出来た。 対バンしたNO STARS INNOVATIONは、今回またまたパワーアップしていて、気迫 のこもるライブでした。新曲は繰り返されるリフがキャッチーで気持ちいい。自分 たちの出番のほうが先であったほうが、ゆっくり満喫できたかなとも思うけれど、 気持ちが盛り上がって自分の出番になったので、すごく真っ直ぐな気持ちで歌えま した。 打ち上げは、まだ酔い始めで終電になってしまったので心残りでしたが、楽しい夜で した。またノースターとは一緒に出れたらいいな。 # ジョアン・ジルベルトの娘、ベベウ・ジルベルトを聴きに行って来ました。お台 場の大きなアミューズメント・ビルの上の方の階にある、「TRIBUTE TO LOVE GENERATION」というブルーノート風の大きなライブハウス。お台場は遠いので、 ユカイさん夫妻に車で連れて行ってもらいました。迷いながらやっとこさビルに 到着したのですが、ビルの中が3つのゾーンに分かれていて入り組んでいるので、 ビルの中、あっちでうろうろ、こっちでうろうろして随分いい運動になってしまっ た。 ライブはというと、前半は静かなボサノバ調の曲が中心で、深く美しい声を聴か せてくれ、後半はサンバで盛り上がりました。思いのほか肉感的な身体で、ラテ ンの血が熱く熱く、しかも客席でも女の子が大勢、激しく踊っていて、静かな大 人の夜というより、熱い国の情熱やリズムを感じました。楽しかった。ラテンのパ ーカッションのとても乾いたリズムがとても気持ちよかった。以前、憂歌団のドラ ムの島田さんがボサノバを叩いていた、そのリズムがとても乾いていて軽く、何と も気持ちよかったのを思い出し、また島田さんのドラムも聴きたくなりました。 # バイオリンのHONZIが横川タダヒコさん(元Pモデル)とデュオで、高円寺ペンギ ンハウスで出るというので観に行きました。横川タダオさんがギターとバイオリン とボーカル、HONZIはバイオリンとボーカルで、2ステージありました。横川さん のギターは即興でフレーズをディレイさせたり自由自在に変化し、それにHONZIが 瞬間の発想で空間を変化させる。本当に自由にバイオリンを操る人だ。1曲はとて も長いがとても楽しい。HONZIのオリジナル曲もやり、あのかわいらしいクリアな 声が気持ちよかった。 # 新年会と銘打って集まり、夕刻より北海鍋宴会をしました。みんなが持ち寄った ワインがいっぱいあったのに、ほとんど飲み尽くしてしまった。池畑氏とKEIKO ちゃん、ジェームス氏、LOUバンドの面々、BLACKLISTの面々、その他大勢集い どんちゃん騒いだ。池畑氏のカニさばき、包丁の渡し方やまな板の水の切り方、 随所随所がなぜか玄人。お皿もいっぱい洗ってくれて、、、、、ありがとう。

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