LOU'S DIARY IN 2003

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TO DIARY 2000

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TO DIARY 2004


11月5日(水)

『灰色プリン』のCDジャケを作ってくれた、宇治 晶さんの個展を銀座のギャラリーQに観に
行きました。
見る角度でいろいろ変化する絵。時にはとっても奥深いところまで見通せたりする不思議なサイケな
絵でした。
レンチキラーという技術を使っているとのこと、アクリル板のようなものに絵が印刷されている。
宇治さんらしい個性的な作品で、おもしろい。
写真に移してしまうと、流動的なオブジェの意味がなくなるので、本物を見てみないとわからない、
という作品でした。

THE ROCOS のHIROCOちゃんと佐野君が、遊びに来る。
もうすぐ、セカンドCDが発売になるということで、トラックダウン前の音を聴かせてもらった。
とてもOPENでピュアな声の、愛らしいフォーキーな唄。
サウンドは、佐野君がこだわって作ったとのこと。
ニール・ヤングやTHE BANDが好きな人には、はまりそうな演奏です。早速、お気に入りアイテムに
なりそう。

11月2日(土)

知り合いのお勧めで、「いだきしん」という人のコンサートに行った。
初台のオペラシティ。
ソロコンサートで、ピアノと、パイプオルガンを使った即興演奏。
2部構成で、まずピアノ、そしてパイプオルガン。休憩を挟んで、またピアノ、そしてパイプオルガン。
最後にピアノの曲をまたやって、という流れでした。
クラシックっぽいけど、クラシックというより、ただ好きなように出てくる音を弾いているので、
ジャンルは不明。
とっても元気が出るのよ、と言われて、好奇心で行ったのですが、本当に元気が出てしまいました。
はじめの20分は、「こりゃ、ねむっちゃいそうだな」と思っていたのですが、なんだか、そのうちに
こんなに自由なことやっても、別にいいんだよなー、と思い出して、そのうち、いろいろ自分のことを
考え出して、脳みそが熱くなって来て、覚醒するような感じがあって。
数千ヘルツの音声が脳の働きを活性化させる、というのは聞いた事があるが、きっとそのような音を
出しているのではないかしら、と思ったりする。
不思議な体験でした。
2年前の24時間テレビで、31時間連続演奏したそうな。
意識が自分自身に入っていって、静かに、元気になる音楽でした。


10月25日(土)

昼間、バイト先で、留守電を確認してみると、「今日の夜中2時からコーラスやってもらうから、コーラス練習しといて。
曲は、『悲しき占い師』『Tune Up The Radio』」とメッセージが入っているではないか。
えーー。出るんや、今日。
家に帰り、オールナイトに備えて2時間ほど寝て、友だちにいただいたチャイナ・ドレスを来て車で渋谷へ。

「Blue Velvet Night vol.31」で、出演者は、Amamania、Ghost、Integrated Three、Darkside Mirrors、
そしてLOADED。
最後は、Newon。

LOADEDは今回、ラーガ・ロック的なアプローチで、インプロヴィゼイションを主体とした演奏。
その中で、また急遽決まった『White Shadow』のあわせて3曲にコーラスで参加した。
なかなかかっこよかった、と評判がよかったようだ。
それにしても私は、LOADEDのメンバーなのか、ヘルプなのかよく判断できず、自分の都合のいい時だけ出演しよう
としていたのですが。。。だめかな?

10月23日(木)

LOU'S PALE HORSEのライブが渋谷7TH FLOORでありました。
今回は、アコースティックな場所柄もあるので、音は抑え目に、スカスカとやるつもりでしたが、3曲目の
「夜が更けてビールがこぼれた」で、かなり熱くなってしまいました。
ライブ報告もかねて、解説。。。
1曲め:「Simple Song」
 ウエサンのギター、松田くんのマラカスから入って唄が始まるという構成で、始まりました。
2曲目:「灰色プリン」
 今回観に来てくれた人のほとんどの人が、「灰色プリン」がよかった、と口を揃えて言ってくださいました。
 ウエサンのギター、私のピアニカからはじまり、しっとり、少しボッサ風で、やりました。
3曲目:「夜が更けてビールがこぼれた」
 これは、アコースティックな中にも、ちょっとロック魂見せたろかというかんじ(松田談)で。
 思ったより、熱く、激しくなってしまいました。

ここで、焼きそばかぶって、ぬたぬたになってしまったCDの無料プレゼント!
一番声が通った男性の方に、進呈させていただきました。
4曲目:「Golden time」
 新曲です。リズムがいいかんじで自分にはまり、私にとって、とても気持ちいい曲です。
 その気持ちよさが、ちゃんと伝わったでしょうか。
5曲目:「All I Want」
 私にとってのアイドル、ジョニ・ミッチェルの一番大好きなアルバム「BLUE」に入っている1曲目の曲です。
 ギターポップ風のアレンジでやりました。
6曲目:「間違い」
 この選曲は、松田くんならでは。
 最近、縁遠くなっていた曲です。こんなダブっぽい曲を本当は、もっともっと増やしたい、ぞー。
7曲目:「両方の手」
 今回、親戚の女の子に、ささげさせていただいたこの曲は、唄いながら時々、はっとする瞬間があります。
以上、今日のライブは、松田くんプロデュース、ということで、ちょっと別の視点があったかもしれませぬ。
 
1バンドめの、「森永アキラ」さん。4年前、まだ関西から東京にライブをしに来ていたときに、KING-BEEというライブハウスで
対バンしたことのある人で、お酒を飲みながら唄う、ハスキーヴォイスで、味のあるギターの弾き語りでした。
2番目はわたしたち。
3番目の「平林里紗」さんは、ウッドベース、バイオリン、ドラム、ギターを配したバンドで、しっとりしたライブ。
曲と声が、洋楽っぽいというか、歌詞もほとんど英語だったし、洋楽っぽいのですが、スザンヌ・ベガ風の曲が、
即「マイ・ブーム」になってしまいました。
CDを何度も繰り返し聴いてしまう予感!好きでした。
最後の、「Onoroff(オノロフ)」さんは、ボーカルの女性がTHE ROCOSのお友達、とかで、キュートな女性でした。
みんな、歌がうまい。
でも、それにものおじすることなく、今回のライブは、本当にリラックスして、楽しく、ナチュラルでアクティブな気分で
した。
実は、今回のテーマは「ウェス・モンゴメリ-」の「父性」だったの。
意味不明ですけど。

10月22日(水)

お手伝いすることになった、Sweet Peach Pie のライブが渋谷Wasted Timeでありました。
私は、キーボード&コーラス。
「恋のバカンス」や「京都慕情」「SmackWalterJack(キャロル・キング)」などのカバー数曲と、森えみこさんの
オリジナル曲2曲。ギターの中井さんと、全部で3人の編成で、やりました。
コーラスが、はまると気持ちよく、「あー。やっと私もコーラスができるようになってきたなー」という実感。
コーラスって、意外と本当にむずかしい。
もりさんとは、バイト先仲間でたまたま隣の席になった仲。
私としては、初めて女の子どおしでやって楽しかった、というライブ。
私がまるくなったのかなー。
相性だろうなー。

10月8日(水)

デートコース・ペンタゴン・ロイヤル・ガーデンを女友達と観にいく。
新宿リキッド・ルームの床が揺れに揺れて、こわかった。
ジャズのことは(も)よくはわかっていないので、私的にこうじゃないのかな、と思ったところだけ、
書き留めておこう。
関西で4年前くらいに、以前いっしょにバンドをしていた稲田氏(ベース)とか、ヒカシューの巻上公一、
山崎ハコ、山本精一さん、アルタードステイツの内橋和久さんなどなど、いろんなミュージシャンが入れ
替わり立ち代りでていたシリーズのライブがあって、名前を忘れてしまったけど。
そのライブに似ていた。
ジョン・ゾーンの方式って言ってた気がする。
真ん中に背を向けて立っている人が立て札を出して指示を出す。「お前とお前、Aパターンでハモれ」とか、
「全員で思いっきり」とか「3拍子」とか、指示が出たと同時に、曲ががらっと変わる。
今もやっているのかな-?
スリリングで、結構おもしろかった。
それの、立て札ではないバージョンみたいなかんじ。
即興で、迫力があった。
後半になると、7拍子の小節の次に5拍子があって、みたいな曲だけど、激しくて、みんな思いっきり踊っている。
最後は疲れて乗り切れないリズムだったが、体力のある人は、その難解なリズムにはまってしまうようだ。
菊地成孔さんの危ないトーク(ああ、そんなことまでいっちゃったー)もおもしろい。

9月某日

うちにTHE ROCOSのHIROKOちゃん、佐野くん、PEACH PITの信夫くん、それに愛ちゃんが遊びにくる。
佐野くん、はしゃぎすぎ、しゃべりすぎ、飲みすぎで、途中から動きががくっと止まり、トイレで寝込む。
明日からTHE ROCOSのレコーディングだというのに、大丈夫か。

9月22日(日)

 LOU REEDのライブに行ってきました。
2年前に、ライブを観て、今回もおなじような感じだろうなと なんとなく当たり前なかんじでみに行って、
そして、今は、 ああ、おもしろかった。ラブリー、LOU兄さん!やったー ってかんじです。
私のツボに見事にハマってしまって、楽しくてしかたありません。
昔はアンダーグラウンドにストイック、近年は、健康的にストイックなイメージがあったのですが、
今回のなごやかで、人間くさく、 あたたかみまで感じる彼のステージは、不思議なおかしさに包まれていて、
未だに思い出しては、ほほがゆるんでしまいます。
アンダーグラウンドな匂いを嗅ぎにきた人、体ごとノリたかった人にとっては肩すかしだったと思う。
それに、アンプラグドで芸が細かいので、大きな会場の後ろの席の人 は、わかりにくかったと思う。
いいのか、LOU.
でも、私は本当に彼のライブを楽しんでしまいました。
多芸のベース、フェルナンド、エキセントリックなチェロのジェーンさん、なんだか体が歪んでいて、
どこか病んでいそうなコーラスのアンソニー、もう一人のギター&不思議な楽器の人の名前は忘れた。
それと、LOU REEDの中国拳法の師匠の舞い。 ひとりひとりに愛情が沸いてしまう、それは演出の妙なのか。
今までLOU REEDに期待していなかった不思議な人間ドラマが、、、。 びっくりしました。
今までの彼のイメージ、見方がごろっと変わってしまった。 そして、とても大好きになった。
今まで、自分がLOU REEDからルーのつづりを取っているにもかか わらず、それほど、今のLOU REEDに
興味がなかったけど、、、いやそんなことはどうでもよいけど、最高に楽しいライブでした。

9月2日(火)

もう夏が終わってしまうじゃないか。こんなはずでは。。。
暑い夏に思い切りだらだら汗をかいて、がー、太陽浴びたいのに、だらだら汗かいたのは、たった1日だ。
今日は少し蒸し暑い。なんとなく、梅雨っぽい。
最近、4月に関西で対バンした、シャッターアンドラブというバンドが気になってしまい、曲を聴きたくて
たまらなくなって、コンタクトを取ってみた。
東京で、一緒にライブしましょと誘われたので、企画するかも。
ギターポップでかわい美しい曲が多く、思わずFANに。
よいよ。
なかなか、同じ日本人女性アーティストで、掛け値なしに、「好き」と言わない状態になっているところ、
珍しく、「とっても♪好き・・・かも」。

さて、この間、新宿ゴールデン街に、酔っ払いに行って、5軒ほどはしごしてきましたが、一緒に行った先輩が、
好奇心のかたまりみたいな人なので、まだまだ制覇し切れなかったことを後悔しており、再度、お出かけ計画を
している。
実際、あの日はお祭り騒ぎだったから、なんだか垣根がぜんぜんなかったのだけど。
ひしめく人間ドラマみたいで、なんだかすごく楽しかった。
モロッコに行ったときに、土で作られた、どこまでも続く、迷路のような洞窟の中に、布をかぶった女の人や子供が
たくさん居て、うわー、こんなところに生活が。。と思ったけど、それと似たような、異空間の生活臭。

その先輩が、いま一押しというバンドのライブに、行くことにした。
どんなだかなー。観てみんとわからんけど。
デートコースペンタゴンロイヤルガーデン???
スカパラをもっとファンクで、アバンギャルドにしたかんじなんかな。

さて、最近、チェコのアニメと聴くとじっとしておれない私ですが、カレル・ゼマンを観に行ってきた。
短編2つと長編1つで、2本立てみたいになっていて、そのまま見ようとしたら、入れ替え制で、3600円も
してしまった。
わかりやすいドラマ仕立てになっていて、基本的には子供向けなのですが、実写とアニメの合成が気持ちよく、
トリック好きとあって、お茶目で楽しい。
本当は全部見たいが、お金がかかりすぎる。
今週やっている「狂気のクロニクル」だけは、今週は忙しすぎていけないけど、いつか絶対観るぞー。

さてさて、暑い夏が消えかかり、さびしい気分で、「ケニアー、タンザニアー」と叫んでいたら、同僚の女性が
昨日までタンザニアに行ってたのよー、と言う。えー、私もタンザニア行ったことあるんよー。何しに行ってきたん?
と聴くと、なんでも、好きなアーティスト(日本人)が、ライブをするのを観にいったそうだ。
ぐわー。スゴイパワー。うさぎちゃん並み?
ちなみに、私は、元陸上部で、タンザニアの夕日を追いかけて走るためと、
あの辺には私のふるさとがあるという、妙な思い込みで旅立ったものです。

8月24日(日)

前のライブは5月だったか。3ヶ月ぶりのLOU'S PALE HORSEのライブ。
下北沢CAVE-BEにて、ありました。
新曲「足りない気分」から始まり、「もしもし」「HERT OF GOLD」とカバーをし、そのあと、また新曲の
「根本的」。そして「太陽の音」と続きました。
ミスが何個かあり、反省。
なかなか、完全にフリーな状態になりきれないけれど、大分ナチュラルになってきたかな。
こんなかんじで、でも、もっともっとフリーリーになりたいな。
終わったあと、近くの焼き鳥屋さんで、ちょっと打ち上げをしたが、焼酎のお湯割りを一口飲んだとたん、
睡魔が襲ってきたー。

8月23日(土)

BLUE VELVET NIGHT vol.29 オールナイトイベントに、「LOADED」で参加。
私は、キーボード担当。1曲だけ、唄も唄った。
『水晶の舟』(doors)。
今回は、とても気持ちよく歌えた。
夜中の12時ごろ、車で機材とともに乗りつけ、渋谷「青い部屋」に入ると、
「ヘーゲル&ボルシェビキ」というバンドがぐいぐい演奏をしていた。
「THE GOD」のリョウジオ という人のバンドで、メイン女性ボーカルのバンド。
そのあとで、AJAちゃんが、ピアノの弾き語りを3曲。
ケイト・ブッシュが好きというだけあって、ピアノの弾き語りを聴くと、そのあたりに
感化されて作ったんだなーと、AJAちゃんの音楽感を濃く、感じた。
DARKSIDE MIRRORSは今回、ベースが「死神ジョー」という人に代わり(笑)、タイトなベースで
よかった。JUNKちゃんの衣装もGOO!今回初めて10曲もやったそうで、最後は体力切れではあはあ
言っていたらしい。
LOADEDの出番はそのあと、夜中の2時半ごろだったか。
楽しくサポート、というかんじで、たまにこういうライブを手伝うのは、たのしいなあ。
でも、最近車で機材を運ぶようになったので、終わったあとで思い存分、飲めないのは少しさびしい。
元々飲めない人のことや、たくさん飲みすぎて今では飲めなくなってしまった人たちを思い浮かべて
じっとがまんです。
そのあと、DAVIDTIO。
曲もかっこいいけど、メンバーひとりひとりになんかキャラというか花があって、いいよなー。
たのしい。
明けがた6時に帰宅。
カップラーメンを食べて、お休み。


7月17日(木)

やはり昨日の興奮がまだ残っているのか、今夜は眠りがやってこない。
勢いに任せて書いてしまおう。
昨日はパティさん(パティ・スミス)を赤坂ブリッツに観に行ってきた。
まず、JUDA(ドラムが椎野さんに代わっていた)のオープニング・アクト。
あまり激しい曲ではなく、微妙なニュアンスの曲が多かった。
詩的な感じがした。
パティ・スミスのライブも少し押さえ気味の、静かに聴かせる曲が多かった。
こんな曲を聴くと、本当に、英語がわかったらどんなにかよいのにと思う。
後半は盛り上がっていった。
アジテーションに近いやり方でぐいぐい引っ張っていく。
「ジョージ・ブッシュを憎む」という意味のこともあったと思う。

最近、辺見遥の、『私はブッシュの敵だ』という本を購入し読んだ。
言葉使いが難解なところもあるが、とても筋の通ったことを言っているような
気がするので、どうしても彼の本は買ってしまう。
彼のすべての意見に賛成というわけではないが、感じ方に共感する。

パティさんのすべてにも諸手賛成というわけではないのだが、やはりすごい。
とてもとてもすごい人だと思う。

終わったあとで、楽屋に連れて行ってもらい、ふと見るとライブ後の放心状態に
近いようなパティさんがいた。
真近で見るとパティさんは、やぶにらみなかんじで、目つきはまるでボブ・ディランだ。
でも、全体からマザー・テレサのような慈しむような大きな愛情のやわらかいオーラが
ある。
まるで修行僧のような、世間離れした感じがある。
ここからはミーハーな私なんだけど、、、、紹介してもらって、
(もちろんパティさんが覚えているとは思えないけど)握手してくれた。
なんか言わんやと、ひーっ「ウ〜〜〜。ベリーグッド!ベリーグッド!サンキュー」。
本当はライブが良かったと言いたかったのに、、、伝わっているのだろうか。
本当に、英語がわかったらどんなにかよいのにと思う。
LOU'S PALE HORSEのCDを渡した。「リッスン!いや、プリーズリッスン!」
ほんとに情けない。
でもなんだかウンウンうなずいてくれたようだった。
聴いてくれるかな?
これからイタリアやヨーロッパのあちこちをツアーするらしい。
その旅の途中で、聴いてくれたらうれしいな。

レニー・ケイもいた。
いつもとてもやさしいひと。いろいろ気を使ってくれたり。
レニーにもCDを渡した。

JUDAのベンジーもいたので、CDを渡し、あははは。
ベンジーは私のCDを過去2回CDをたんすの上に置いたまま、という苦い経験が
あるので、「たんすの上に置いといて!」と言って渡したら、受けていた。
だめだよ、浅井くん、良い音楽はちゃんと聴かなきゃ!

そのあと、ドラムのJDさんとちょっと話をした。へたくそ英語で。
あしたも同じ曲をやるの?と聞くと、やはりライブ直前に、パティが曲目を紙に
書いて渡してそれで決まるらしい。
ドラムのJDさんは、トム・ヴァーラインともやっていた人だ。

ミーハーな夜は暮れていき、ラーメンを帰りに食べて帰った。
パティさんは、ステージでは身軽だけど、オフでは重いオーラがあった。
ぐっと握ってくれたときはうれしかった。
ライブな人、アライブな人。

渋谷パルコパート3で、8月中旬まで、絵の個展をやっている。何かまた、感じ
るものがある気がする。

7月14日(月)

the sea and cake「oui」を飽きもせず、何度も何度も聴いている。
最初はなんだか、とりとめないな、とおもっていたが、いったんはまると なかなか、抜けられない性格なのだ。
昔、一人暮らしを始めたころ、レトルトハンバーグに凝ってしまった。
といっても毎日同じ、マルイか何かのレトルトハンバーグ、なのだ。
おなかが減ってくると、欲求する頭の中にはそのレトルトハンバーグしか浮かんでこず、 結局それだけ食べれば
欲求は満たされた。 丸2年間はマルイか何かのレトルトハンバーグだった。
そのあとの2年間はしゅうまいだった。
毎日毎日しゅうまいを食べずにはいられない。
そして、遂に、最終的に飽きた。 あんまり、今はレトルトハンバーグもしゅうまいも自分では食べたくない。

7月13日(日)

お昼に、「ウチ来る?」で間寛平ちゃんが出ていた。
とても楽しいいいやつ。
大好き。
昨日に引き続き関西パワー。
関西には怖いおっちゃんやおばちゃんもいるけど、 とても楽しいいいやつがいる。
地元吉祥寺のプラネットkに、DAVIDTIOをみにいく。 とてもかっこいい。 みんながそれぞれ目がはなせない。
曲もかっこいい。
それまで、8月23日のTHE LOADEDのライブ(私はキーボードで参加)は私だけお休み しようと思ってたけど、
DAVIDTIOと対バンのライブで、なんだか楽しくなりそうなので、 やっぱり出してくださいと頼んでしまった。
そのあとに出たバンドも、おもしろく、よいイベントだった。 テイストは違ってもちゃんと魅せるバンドだった
のに違いない。 たのしかった。

7月12日(土)

久方ぶりに少年ナイフを渋谷クアトロに観にいく。 興味ありそうな、ベースの松田くんを誘って行った。
京阪ガールズ、bloodthirsty butchers、そして少年ナイフという 構成でした。
京阪ガールズは、べたべた関西風味のMCが、おまえら漫才師か、と 突っ込みたくなるようなおもしろさ。
演奏は少年ナイフに通じるギャルズROCKで「くるしくったって〜」のアタック ナンバーワンのラモーンズ風
カバーなど、お笑いテイスト満載の楽しいライブ。
そのあとの、bloodthirsty butchersはハードだけどメロウな感じのバンド。 いいかんじでしたが、最後には、
少し飽きてしまったかんじがあり。 ライブ運びの問題なのかなー。
さて、少年ナイフ。 かなり前にライブを見に行って、そのあとイベントとかで何度か観て、 それからはテレビで
観たりして、本当に久しぶりのライブでした。 今回のアルバムも、なんだかいいかんじでしたので、楽しみ
にしてましたが、 それを上回る「ああ、行ってよかった」ライブでした。 バンドの演奏スタイルやパターンは明確に
あって、それはずっと変わらないのだけど、 そのスタイルを上回る大きな普遍的な、なおこさん、そして少年ナイフ
のキャラがあって、 それが会場を覆い尽くしてしまうのだ。 観ている人はみんな、あのバンドを大好きになって
しまって、顔がほころんでしまうのだ。 楽しかった。 なんて素朴なオーラなんだろう。 胸の真ん中があたたかい。
そんな余韻が残っています。
帰りに、松田くんと、ウエサンの頑固さについて語り合う(笑)。

 




7月11日(金)

旧友のかとちゃと飲みに行く。
久しぶりだ。
あいかわらず、作れないときのもんもんとしたときのことや、気になっていることを話す。
なんだかすぐ酔っぱらってしまい、ろれつが回らず、きっと頭も回っていなかったと思う。
かとちゃ、ちゅ-。
また、飲みに行こうぜ。

7月6日(日)

さあ、今月はいそがしい。
12日は久しぶりに少年ナイフを見に行こうと思っているし、
16日はパティ・スミスのライブ、それに、パティさんは、絵の個展もやる。
18日はJOHNNY THUNDERSの追悼ライブ、
26日にはまた私のへたくそ運転で、フジロックへGO。
ま今までそんな生活的余裕がなかったんで、寡黙なときをすごしていたが、最近、好きなこと、
気になったことには素直になろうと、CDもいくつか、買ってみた。
「ROCK'N ROLL GYPSIES 1」、少年ナイフ「CANDY ROCKS」、THE FLAMING LIPS「FIGHT TEST」、
THE SEA AND CAKE「oui」、SOLOMON BURKE「DON'T GIVE UP ON ME」、TORTOISE「STANDARDS」。
カセットテープがのびのびで聴けなくなってしまったXTCの「RAG&BONE BUFFET」も買いたい。
今日、ケーブルTVでシャワーTVのTOP20を久しぶりに見た。
というか、だいたいこういうのを立て続けに観ると頭がしんどくなるので、あまり観ないけど、
でもたまに好きなものを見つけることがあるので、チェックしてみた。
2年ぶりくらいかな。
しかし、あまり好きなアーティストがいない。かっくり。
自分が歌い出してから、素直に見れなくなっているきらいはあるが、しかし。。。。
RADIO HEADが一番よかったかな。いや、エレカシがよかった。
多分深夜の番組のほうが、自分にしっくり来る曲が多いのだろう。

今日は、曲を1曲つくり、上機嫌。
TOP20を観たから、売れ腺の曲が作れるかと思いきや、またもや早川義夫的、濃いめの
曲になりそうだ。
自分も参加した、URCのカバーコンピ『DISCOVER URC』も聴いた。
個性がひしめき合っていて、かなり濃い内容。
意外と関西出身の人が多いのか、笑える曲も多い。
いいアルバムだ。
このCDのディレクター大西さん、家で私のアルバムをかけていた時に、嫁さんが「この人を入れなきゃ
だめだよ」と言い出だしたのでここは一発と人選に加えてくれたとのこと。
ありがとう。感謝しています。

6月15日(日)

「松田優作物語」という漫画を読む。
痛く感動。
このような男らしい男は、なかなかいない。
多少、美化されているだろうけど、根本的に「イキ過ぎていて 駆け足で人生を200%ぐらい思い切り生きている人」
のすごさを思い知らされる。 「家族ゲーム」の試写をみたときの「2秒間、足が宙に浮いたよ」という言葉が、来 た。
そのような曲を作ってみたいもんだ。
「ホーリー・スモーク」という映画を観る。 面白いけれど今ひとつ。散漫なかんじを受けた。
そのときに、予告をしていた、夏に上映されるという、「カレル・ゼマン」の特集。 これが、私の五感にびびっ、ぐぐっと
くる映像だった。 ので。 絶対に行くぞー。
(参考 http://www.chelucy.com/nsw/)
遠くにお住まいの、はなこちゃんもきっと好きな筈だ。 観にいってね。
時間が取れたら3日間通し券を買ってしまいたいくらい。 チェコあたりのアニメーション作家は、あまり知らないけど、
おそらくとても好きな かんじだ。
恒松正敏さんの絵のグループ展に行く。
カルメン・マキさんのCDジャケットを提供すると聞いて、見せてもらった。
私も、私も、お願いしたいです。えっと、火星人のような顔つきの女の子のめんたま から太陽が 出ている絵を書いて
ほしい」と口走ってしまった。 「ふ〜ん」と流されたが、どう思われたか、。。。

5月5日(月)

久々のつらつら日記。
いえ、最近あまり頻繁にライブを見に行っておらず、日々生活の波にまみれきゅうきゅうなかんじでの。
あまり敢えてご報告することもなかとと、すっかり日記から遠のいておったがよ。
しかし、またそないに大それたことも思わずつれづれなるままに言葉つむぐのもまたよろしかろと、筆を取ったわけじゃ。
ほんに、ええお天気の連休で、ちょいと車を秋葉原まで走らせ、手荒く電源の差込口がへし折られたノートパソコンを修理に出し、
じゃんがら屋なるラーメン屋のまん前の駐車場からじゃんがら屋の行列に突っ込みかけ、慌てた途端ガードレールにがががとあたり、
無理やり突破してみてまたこの愛車、傷物になりにけり。
ああほんに、東京の道はせまいのう。

関西一人旅は、かなり好調に車を飛ばし、古巣のなんばのBEARSや六甲のお店で弾き語りをやったんですが、ひとりでぼやーとしながらの旅はのんびりしてよい按配でした。
日ごろのきゅうきゅうが私の人生を圧迫していると、ひとり合点し、これは生活を変えんとやれんばよとばかり、なんとかしようと決心し帰ってきた。
要するにもっといかに楽になるかとを真剣に考えようと。
パソコンが頭を重くするのもやっぱ大きいので、あまり深いお付き合いはやめよう。
満員電車も、人間嫌いになりそうなのでやめよう。
やっているときは精一杯だけど、最近はいろんな音が素直に聴ける。
素直に素直に好きなものを増やそう。
うぉう!

1曲録音の準備を始めている。アイリッシュ民謡の楽団みたいな3拍子の曲。
チーフタンズも使っている、ティン・ホィッスルも買ってみた。普通のソプラノ・リコーダーと大差ない音の感じなんだけど、DのキーとかCのキーとかBフラットのキーとか、
Eフラット、F、Gのキーのものがあるようだ。アイリッシュの曲はキーが限定されているのかな。




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