LOU'S DIARY IN 2002

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TO DIARY 2000

TO DIARY 2001

TO DIARY 2003

TO DIARY 2004

12月29日(日)

某ギタリスト、某デザイナー、某ギャル、某評論家と、飲み会。 いつの間にかビデオ鑑賞会になり、ストーンズの前回ツアーのビデオ、気狂いピエ ロ、冒険者たち、、LOU REEDのドキュメントビデオ、ロッキー・ホラーショー、立て 続けに、何本観るねん。2時半にお開きにさせてもらったが、まだ観たりないようす の某ギタリストでした。

12月28日(土)

BLUE VELVET、もうなんと、22回目だそうだ。 今回はオールナイトで、12時ごろから観た。 GHOST、DARKSIDE MIRRORS、 鳥井賀句&BLACKLIST、ダビデチオ。 どのバンドも気迫のある演奏で、とてもよかった。 松田くんはとても懐かしい曲をかけていたなあ。

12月25日(水)

愉快なクリスマス、でダイヤモンド・ユカイさんのライブを、目黒ブルース・アレイ に見に行く。 元気で愉快なクリスマス。 終わったのが、11:30で、帰ったらバッタン・キュ。

12月20日(金)

MIDIの忘年会で、またタダ酒が飲めるぞーと、ラカーニャに行くと、とてもおい しそうなお料理がずらり。 うれしー。けど、一度にたくさんの食べ物を見ると、その瞬間になにも食べられなく なってしまう症状がでて、 思うように食べられませんでした。 紹興酒を、そこで知り合った、扇谷和穂さんや、カメラマンの女の子や、ハンバート ・ハンバートという、やはりMIDIの アーティストのバンドで、サックスやピアニカを吹いている、おおつきくんという男 の子と飲んでいた。 知らない人がたくさん居て、気後れしてしまったが。今年はMIDIさんにたくさんごち そうしていただき、ありがとう。  

12月19日(木)

東京ロッカーズという1980年初頭の、東京のムーブメントを撮った映画の上映会が、 新宿ロフト・プラス1 であり、みにいった。 「SS」というバンドと、「S-KEN」と「フリクション」がかっこよかった。 「ペイン」は若かったが、その当時と今、あまり変わっていない気がした。 イラストを描いた、八木康夫さんが、飲んだくれて大暴れ。 失笑と非難を浴びて、舞台を引きずりおろされたにもかかわらず、またいつの間にか 舞台にあがって、、、 大変な人のようでした(笑)。

12月17日(火)

ギターのウエサンと、ウエサンの友達の、コンちゃんという人と飲みに行く。 某テレビ会社の人で、以前は、地元でとても馴染み深かった神戸の某ローカルテレビで、釣り番組など制作していたとの こと。 気さくで、とてもチャーミングな方でした。 UAの今回のライブがすばらしかったという話で盛り上がった。

12月14日(土)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ちょっと日にちが前後していますが、、、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回のCDジャケットのデザインをしてくれる、宇治晶さんが、だいたいのところで きあがったとのことで 渋谷でうち合わせ。 最近出た、ジョージ・ハリソンのデジタル・リマスタリングのアルバムみたく、いっ たん白黒にしてあとから着色した ような感じにしてほしいと提案していて、そのとおり、静かなインパクトを感じるデ ザインをしてくれた。 いたはずのない、「青白い馬」も森の中に描かれていて、ちょっとうれしい。 関係ないけど、宇治さんの息子は、ウジ・モリソン君だ。

12月11日(水)

レコーディング前にちらっとヴォイス・トレーニングしてくれた黄金井脩(おさむ) さんのライブを 六本木スィート・ベイジルに聴きに行く。 黄金井脩とジプシー楽団、ということで、前半は、バイオリン2台、チェロ、ギター は小金井さんと ツイン・ギターで、アジアン・ジプシーな音。 弦のアレンジがとてもかっこよく、堪能した。 唄もギターもうまいので、気持ちよい。 後半は、一人のギター弾き語り。しっとりした曲も多く、じっくり楽しんだ。

12月9日(月)

朝からの雪。またMIDIで、今度はしし鍋(イノシシ肉)をやると聞いて行こうか なと思ったが、 寒くてクジケル。

12月6日(木)

この間、MIDIに「CDできあがったよ」と完パケを持って大蔵さんに聴いても らったあとに、 「鍋、つついていきなさい」と誘っていただき、鍋の前まで行くと、「THE ROCOS」 というバンドの 佐野くんと、HIROCOちゃんが先につついていた。 そのときの縁で、CDを聴かせてもらい、ちょっといいかんじ だったので、ライブ を見に行った。 下北沢の、CAVE BE というできたばかりのライブハウス。 アコースティックの2人組のユニットで、助っ人にドラムと、ギター(ジョージ・パ イの原マサシさん)。 ういういしい、せつない感じで、かわいい。 歌詞がぴったり来た。 MIDIの鍋で顔なじみになった面々が来ていて、そのままラカーニャで打ち上げに便 乗。 ワインをしこたまいただきました。

12月2日(月)

今年みたライブの中でもかなり秀逸なライブだった。 UAを赤坂ブリッツで観た。 AJICOよりもバンド感を感じたというか、バンドのおもしろさを感じた。 AJICOは個々のミュージシャンが立っていて、キャラが際だっている4人が集 まったかんじ。 今回のUAのバンドは、融合とせめぎ合いがうねっていた。


11月24日(日)

この日、CDのジャケット写真を撮りにいくことになり、メークをしてくれることに なった、高橋えりちゃんを従えて、 神代植物園に行った。 私が自分でメークすると、全然よくないらしい。 そんなことを言われても、部屋が暗いので、よくわからない。 鼻が大きいので、鼻を低く見せてねと注文を付けてみた。 カメラマンは、久保けんじさん。 植物園は春に行ったときはバラが満開だったが、今もちらほら咲いていた。 森は落ち葉で、すっかり秋。 落ち葉の中でたたずんで、多少カメラは引き気味に写してもらった。 メンバーもみんなも来ればよかったのに。 みんな、楽器の前じゃないといやと言って結局、一人で撮影した。 終わったあとで、みんなで吉祥寺の台湾料理屋さんで飲む。 久保さんは、初めて会っても緊張しないかんじのとても人なつこい人だ。 ハウスのイベントを定期的に企画しているそうだ。 ロッキング・オンなどでもばりばり仕事をしているし、ブランキー・ジェット・シ ティの写真集も 出している。 その後、渋谷に行って、恒松正敏さんの個展&アコースティック・ライブを観た。 恒松さんの絵は、LOU’S FAVORITEの3本の指に入る。とても感情移入 してしまう。  

12月15日(日)

ソシテ、前回ノ日記カラ、マタ1カゲツガ経ッテシマッタ。
思えは、今日は、東京に来て丸3年目の日であった。おそらく来年あたりは、もう何年目かわからなくなっている
だろう。時間は、経っていく。いつまでもいつまでも。
やはり、今回の日記も、仮に、私のことを「アベさん」にしようかなと思ったが、今回はうまく文章が続きそうにない
ので、やめとこうかと、
でも名前を「アベさん」にすることによって、かなりのびのびと書けるな。
「アベさん」はそう思った。
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「アベさん」の2ndアルバムのレコーディングが始まったのは、10月25日のことだった。
今回のアルバムも1stアルバムを出した、MIDI CREATIVEから出ることになった。
「アベさん」が録音したい曲は最初14曲ほどあったのだが、その中の8曲に絞り込んで、録ることになった。
録りは、目黒のモウリ・アートワークス、エンジニアは飯尾芳史さん。
この人は、細野晴臣さんがレコーディングしているところで毎日毎日張り込んでいて、根負けした警備員さんが
中に入れてくれた、そこからすべてが始まった、という経歴の持ち主で、とても取っ付きやすい気さくな雰囲気の
人だ。
「アベさん」は、思うに、前回の1stの時は、「LOU」という人となりをまずばーんと紹介するという意味あいもあったし
、、、、、ん?
「アベさん」はやめだ。
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思うに、私は3人姉妹の真ん中で、今回の2ndはまさに、3人姉妹の真ん中だ。
とすると、あと1作が次にあるということになるが、それは未知の話で、現実になるかどうか
わからない。
1stの『Search&Love』は、まだどうやって産んだらいいか、どうやって育てたらいいか
わからない、手探りで不安で、張り切って、いっぱいいっぱいで、ういういしい。
やっと誕生した第1子。
今回の2nd『灰色プリン』は、のびのびと放任主義でおおらかで素直な、(2重の
自我自賛!).....いいやつなんだ。
いや自分自身をけなすとすれば、ジコチュー、マイペース、調子いい、面倒見が悪い、
おおざっぱ、ざつ、健忘症、詰めが甘い、、、と、これぐらいにしとったろか、ほんまにー。
ということで、のびのびと素直に表現ができたと思う。
そして、今回のアルバムは、2年前からずっと固定メンバーでやってきたLOU BANDを
ひとつの形にしたい、という大きな意味があった。
いままであいまいだったLOU BANDという呼び方を、”LOU'S PALE HORSE”
に改め、クレジットもそれにした。

レコーディングは昼間の11時から始まった。
BAND感の出せる、1発録りに近い形で録ることができた。
ドラム、ベース、ギター、キーボードを、仮唄を歌いながら録っていく。
やはり、みんな仕事がはやいタイプなのか、ほとんど2,3テイクでOKだった。
結局ベーシックは8曲とも録れ、それにギターやキーボードを重ねていった。
ウエサンのアンプはレンタルしてきたハイワット、花田裕之さんが貸してくれた、■GIBSONのアンプなど
を曲によって変えた。ギターも、アコギを含め4本を曲によって持ち替えての演奏。
松田くんはいつも使っているリッパーベース、それについこの間購入したというリッケンバッカーのベース
も使っていた。
久保田さんがたたくドラムセットは、飯尾さんがほとんど貸してくれて、やはり曲によってスネアを変えていた。
私はキーボードで全曲弾いた。
せっかくSTANWAYのちゃんと調律されたピアノがあったので弾きたかったが、ついでに録ろうと思っていた
一人で演る曲(『七色のパラレル』)だけにした。
このおまけで録るつもりだった曲、これはMIDIだかMIDI CREATIVEだかから出る、女性アーティストを
集めたオムニバスに入れる予定の曲だ。
しかし、後日トラックダウンの最終日の段階になって、やっぱりこのアルバムの中にあるべき曲と判断して、
アルバムに入れてしまった。
そんなわけで、結局アルバムは9曲になった。
その日は夜の11時解散、私はかなりテンパっていたのか、全然おなかが空かず、ハンバーガー1個だけで
1日終えてしまった。
飯尾さんもアシスタントとの人たちも、付き合ってそれだけで済ませてしまい、悪いことをしてしまった。
帰路途中で、非常におなかが空いていることに気づく。

次の日、10月26日。
やはり朝の11時から。
この日は、メンバー全員と賀句さんも来た。
少し、前日の疲れが残っているような気がするが、この日は大切な歌録りだ。
最初『灰色プリン』から歌い出すが、全然声が出ない。
あきらめて、『SIMPLE SONG』を歌ってみる。
ラララと歌うところで、今まで思いっきり歌っていたが、飯尾さんに、「もっと軽く歌ってみたら」と言われ
歌いなおし。それが、ハマった。自分では三浦理恵子ちゃんぐらいかわいい気分だった。
あとは、どんどん歌えた。
『SHIPBUILDING』だけは、英語をかなり不正確に歌っていたので、賀句さんの細かいチェックで
歌いなおした。
全部で6曲ぐらい歌ったか。疲れが出てきたので、ウエサンのギターや私のキーボードを重ねる。
ウエサンのギターが、まるで二ール・ヤングで、『LIKE A HARRICANE』みたく風が吹いていた。

やはり11時ちかくまでいてこの日も終了。

レコーディング、最終日、11月7日。
この日は、おまけにしようとしていた曲『七色のパラレル』と『灰色プリン』の歌いなおしを含め、唄入れ3曲。
まず『両方の手』、いつもと歌い方を変えて優しく軽く歌った。
『七色のパラレル』はリズムトラックに合わせピアノを録り、歌った。
その他、コーラスを入れて唄録り終了。
松田くんのテルミン、口笛、コーラスなど、いろいろ重ねものを録った。
松田くんのテルミンの演奏風景は、ガラス越しに大爆笑した。
久保田さんと2人で作成したLOOPなども入れこんだ。
この日は、レコーディング終了ということで、帰りにバンドでお疲れ会をして帰る。
飯尾氏の手際のよさや控えめで的確なディレクションに賞賛の嵐。

トラックダウン11月15日
ミックスは、飯尾さんにまずは全面的にお任せし、問題があれば修正していこうという方法。
夜集まってみんなでチェックした。プロ・ツールの音が400万円もするという、フェアチャイルドという
コンプレッサーを通って聴こえてくる。
ギターの空気感が気持ちいい。
私の声は、本当に素直な声に録れていて、うれしくなる。
『間違い』という曲が、かなりPOPなイメージに変わった。
『七色のパラレル』は、本当はオムニバスに入るはずの曲だったのだが、飯尾さんがリズムトラックを
重ねてくれて、おもしろい曲になった。
これは今回のレコーディングのひとつの象徴のような気がして、しかもアルバムの中間あたりに
一呼吸景色が変わるかんじで入れたくて、急遽、アルバムに入れてしまった。
曲順も四苦八苦して何度も、「やっぱりこれやー!」を連発した末決まったが、いい順番になった
と思う。
最初に、リコーダーで始まる。
始まりと終わりがあたたかいアルバムになった。
飯尾さん、アシスタントしてくれた深谷くん、マネージャーの藤田さん、ほんとにどうもありがと。

さっそく次の日にオレンジというスタジオで、マスタリングされることになった。
はやばやの完成。いろいろなことにフランクに自由にできた、楽しいレコーディング、
愛すべき1枚ができあがりました。
発売は2003年2月25日です。ぜひ聴いてやってください。

11月7日(木)

ああ遂に、また日記が2ヶ月ほども空いてしまった。
もう2ヶ月前のことなんて細部は忘れてしまっているので、今読んでいる、村上春樹の「海辺のカフカ」風に
書いてみることにする。なんて、、、。
私はLOUなどと名乗っているが、ごくごく純粋な日本人。にもかかわらず、「てにをは」がおかしい。
文章を書くと、必ず直される。
しかし、最近バイト先で毎日、単なる経過記録だが、文章を書かされている。
そのせいで徐々にはマシにはなってきているのではないだろうか。
少しのびのびと書いてみたい。
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仮に、私のことを「アベさん」とする。名前などたいしたことではない。
ただ他人と区別するだけの役割でしかない。
「アベさん」はそう思った。
「アベさん」が「かとちゃ」を誘って飲みに行ったのは、9月12日のことだった。
この日、テレビでは、1年前の「あの悲劇」、ニューヨークでのテロ事件の報道がひっきり
なしに流れていた。
あの悲劇は、アメリカとアラブ諸国がいろいろやってきたことのほんの一部でしかなく、
「自分もやっとるやないか」という声が、第3者の日本人には自然に聞こえてくるのに、当事者
のアメリカにはなかなか聞こえない。どんどん加速していくこの流れはもうのっぴきならないところまで
きている。愛するものが違う、文化が違う、信じるものが違う、まったく別の生き物を認めあうことができ
なければ、どんな小さなところからでも煙がくすぶり始める。
いったん火がつくと、すべて燃え尽くすまで燃えるしかないのだ。でも人間はそこまで単純なんだろうか。
なんとかならないのだろうか。
「かとちゃ」は、「アベさん」が東京に来てから一番、腹を割ってものが言える女友達だ。
なかなか2人きりで飲む機会がなかったので、「アベさん」はとても楽しみだった。
本当は、「おねえ」も誘っていたのだが、「かとちゃ」としゃべり過ぎていて、
携帯電話が圏外になっていたことに気づかず、行き違いになってしまった。
「かとちゃ」となぜ腹を割ってものが言えるのかというと、お互いが好きなアーティストに対して
「知らなかったけど悪くないな」と思える感じ方。なにより、「アベさん」も「かとちゃ」も作品を作ろうと
しているが、その産みの苦しみも分かち合えたのだ。
「でも、それは私だけがかけがいのない人と、感じていることかもしれないな」時々、「アベさん」はそう思う。
それに、作らなくなったら切れてしまうとても細い糸で結ばれている縁なのだ。
「アベさん」は、とてもリラックスして、お酒も何杯も何杯も飲んだ。まだ足りない、まだ足りない。
とても楽しかったのだ。
次の日、「アベさん」は「長島ゆり&レッツゴーズ」というあいかわらず、名前がダサいバンドを観にいった。(←笑)
こじんまりした、無国籍料理のおいしいライブハウスで、「楽屋」。中目黒にあった。
内装は丸太小屋のようなウッディな落ち着ける雰囲気。
「長島ゆり&レッツゴーズ」は、今回は、アコースティックにカバー曲をやるという趣旨で、「サマータイム」
やボブ・ディランやジミ・ヘンの曲など、いろいろな曲をやっていた。
ギターの「宮崎さん」は進行・司会役で、楽しいライブだった。

その夜の帰り道、「アベさん」は道に迷った。考え事をしていたちょっとしたその隙だ。
長屋のつらなる細い路地が何重にも交差し、その先には横尾忠則の三叉路がどちらに行っても
結局は同じことだとあざ笑うように誘っている。
夜道は緑色に照らされる。
時刻は夜がちょうど折り返す地点、午前3時だ。
夜中は体の重心が軽くなる。
何度も何度も私は走り出す。しかし、どこまで行っても堂々めぐりなのだ。
「キラちゃん」がみゅあーと鳴いてくれなかったら、いったいいつまで走り続けていたのだろう。

9月23日には、レザーズのライブがあったので、下北に出かけた。
山善が、トリで、その前にレザーズと、もう1つバンドが出ていた。
いや、もう2つか。
レザーズは、ミディアムな唄ものを、いつもよりシックに演奏していた。
山善のステージは、おもしろい。怖いキャラだけど、ずっこけている。
詩は、「お前に甘えたい」という内容のものと、ロマンチックな夜をすごそう、という内容のものが
結構おおかったように思う。
打ち上げでは、ちょっとダークな雰囲気で怖そうなかんじだった。

「アベさん」のバンドは、名前が決まった。
「Lou's Pale Horse」。
クールな名前だ。

9月28日には、待望の、恒松正敏さんのライブが青い部屋であった。
バンド名は「恒松正敏GLOUP」、そして前座は、「UP-TIGHT」。
宇治晶さんが映像をやった。
「らぴす(元フリクション)」という人も「髭」という人もきていた。
不思議な名前だ。
恒松さんのステージは、ひりひりするステージだ。
とても好きだ。
「アベさん」はちょっと、「ナカタさん」的にふやけてきた。
とても自然体に生きているような気がする。
大して努力もしていないし、好きなことをやっている。
あまりストレスがなくなってきている。

最近は隣の部屋の人は、トラッドミュージックに凝っているようだ。
ここ3ヶ月ほど、いつも同じような曲が聴こえてくる。
レコーディングをすることが決まったので、「Lou’s Pale Horse」は毎週リハに入って
アレンジを詰めていた。
その間に、英次くん、くみさん、はるみちゃんとそのイタリア人のだんなさんのファビオ、
いろんな人と飲み歩く。

そして、レコーディングが始まった。(つづく)

9月4日(水)

またタイ料理に行く。
新大久保のお店。
やっぱ、好きだなあ。
この日誕生日といううわさあり。
あまり考えないようにする。

9月2日(月)

いわゆる、ヴォイトレというものを指南していただこうと、紹介してもらった、中目黒の
マンションの一室に行く。
この人、1年365日のうち、300日くらいはライブをしまくっているのではないかという、
フラメンコシンガー&ギタリスト。
3年くらい前フジロックの映像を見て「あれ〜、フジロックらしくない人がいる〜。」
と思った人がいたんですが、その人でした。
小金井脩(おさむ)さん。フラメンコを歌うその最近の曲を聴かせていただいたんですが、
めちゃうまい。すご〜。あごひげと口ひげ蓄えた渋いスペイン人が歌っているとしか思え
ない。ギターもすばらしい。
そしてその人に、とりあえず、これだけできるようになって、と言われその後、毎日
練習をつんでおります。
効果はあるのか、乞うご期待!

8月28日(水)

青山クロコダイルで、シャケのPHYCODELICIOUS+LIVING IN CEREBRATIONのライブがあり、
観にいく。
白浜久(b、ディジュリドゥ)、丹菊さん(パーカス、ドラム)(←春菊さんっと言いそうになるがこらえる)
元VOW WOWの厚見令(キーボード)。
今回、フルドラムセットにパーカッションを加えて、丹菊さんのプレイが曲ごとに綿密に技を駆使していて
思わず釘付けになった。
お〜、考えているなあ、と次々に出てくるアイディアににっこり。

8月23日(金)

UAのライブが池上本門寺であった。
8月にしては肌寒く、雨が今にも降りそうだったが、野外のライブ。
最後まで雨が持ちこたえ、終わったあとで降り出した。
UAの新作は、驚きの作品。
えー、まじー。
ビジュアルはイってるし、演奏はPOPの対極にあるような曲調、演奏。
ナチュラルでやっているのか、勝負しているのか。
でもあまりそんなに深く考えているわけではなく、おそらくとても正直な音を
出しているのだろうと思う。
このアルバムのUAの歌詞は、とても暗く、つらそうだ。
このところ笑った顔を見ていない。
バックは、このところ興味深々の、LittleCreatureの鈴木正人、
朝本浩文、ASA-CHANG、エミ・エレオノーラ(デミセミ)、名越さん、
LittleTenpoのスチール・パンの人がゲストというメンツ。
お寺の幻想的な雰囲気の中で、幻想的でエモーショナルなうたごえが響く。
ちょっと、なごんでしゃべったあとで、「これ以上しゃべったら怒られるわ」とちょっと笑っていた。

8月18日(日)

やっと、「また明日」完成する。
ミックス、この日も昼の12時に行って、次の日の明け方3時。
和尚。仕事のんびり。うーー。
自分の曲を聴きながら寝てしまうところだった。

8月17日(土)

多摩川沿いで、花火を見る。
多摩川の川に足をつけると冷たく気持ちいい。
タマちゃんはいない

8月16日(金)

「また明日」にミキシングをする。
和尚(渡辺晋平さん・ミキシング担当のこと)はのんびり屋さん。
昼の12時に行って、明け方の5時ぐらいに、まだ終わらない。
とりあえず、また後日に持ち越し。

8月13日-15日

お盆なので、一般慣習にしたがい、里帰りしてみる。
駅、新幹線、人がいっぱいで、うんざり。
帰りは、のぞみを予約したのに、待ちきれず、こだまに乗り、4時間以上かかる。
熱海とか小田原とか、なじみのない駅がいっぱいあった。
関西に帰り、天王寺の友達、神戸の友達、大阪梅田の友達をはしごする。
私そんなにマメじゃないので、友達に全然連絡せず、直前に、明日会おうというと
予定が合わなかったりすることが多いが、今回は、たくさんと会えてよかった。
お姉ちゃんの子供(甥っ子)とも久しぶりに会って、かわいいなと思う。

8月10日(土)

三軒茶屋のスペイン料理屋さんに行く。
ガク・コルレオーネ、まどか、星野さん、ゆうこちゃん、ゆりちゃん、宮崎さん、レイナちゃん。
パエリアと、タコの唐揚げ、イカスミのパエリア、その他、そしてデザートがいっぱい。
お店の人がサービスしてくれたので、あやゆる種類のデザートを味見した。
とても美味。
シチリア島をイメージした今夜の夕食会はとてもエキゾチック、と見た目は思うが、
食事しながら、生生しいエッチな話やエグイ話ばっかり。
みんな雰囲気壊すやつばっか。(笑)

8月8日(木)

バイト先で大人数で飲みに行く。
木村くん、ほうがさん、バイト先の人たちをネタにして作った曲を、披露する。
すっかり、コミックソングライターだ。反省。

8月3日(土)

お姉ちゃんが浜松より泊まりに来る。
私は3姉妹の真ん中だが、18歳を超えたあたりから、自分に姉妹がいることがとても
うれしい。
よもやま話、それに前には、はずかしくてできなかったけど、ちょっとエッチな話もした。

8月1日(火)

某レコード会社のO氏とミーティング。
次のアルバムを出すとしたら、O氏のディレクションでやる。
しかしその前に自分でやりたい方法でやるべきという結論で別れる。

7月29日(月)

前の日、ふらふらだったにもかかわらず、今日は朝6時半に起きてバイトに行き、
帰り中途半端な時間の夜の10時から前日の続きのレコーディングをする。
本日は、バイオリンの武藤さんのみ。
私は見てるだけなので、大丈夫だとは思っていたが、結局おわったのは夜中の2時半。
あしたまた6時半にバイトのためにおきなくてはいけん。
ああ、つらか〜。
しかし、この日ほとんど初めてちゃんとしゃべった武藤さん、なかなかやはりいいかんじで
弾いてくれて、私は満足でした。
でもちゃんとした音なので、自分の危うげなボーカルラインがめだってしまう。
これはちょっと考えあらたにしようかと、ヴォイトレのレッスンを受ける覚悟をする。
武藤さんのヴァイオリンはもちろんHONZIのバイオリンとは全然性質が違うが、
ソリストというより、シンフォニックな、バンドのサポートとしてもバイオリン、ストリングスの
イメージのある人だなと思う。

7月28日(日)

朝5時に帰ってきて、昼12時に起き、2時から「また明日」という曲のレコーディングをした。
Vシネマのテーマ曲に使っていただこうと、デモバージョンを渡していたが、バイオリンを入れ
たバージョンにしたくて、きちんと録音した次第。
バイオリンは、ダイアモンド・ユカイさんの「ロマン派へようこそ」ライブの時にサポートしていた、
武藤祐生さん。coccoのツアーメンバーだった人で、それも見た事がある。
ユカイさんの時は、ロマン派というぐらいだから、クラシック的な要素のあるフレーズを弾いていて、
私は小さいころ(幼稚園くらいの時)、クラシックをかなり毎日聴いていたせいか、郷愁をそそられる
ような気がし、一度一緒にやってほしいなとお伺いをたてていたのでした。
この日は、武藤さんは来ない日で、リズムトラックとアコースティックギターをお願いしていた宮崎圭介
さんと、ベースの松田くんとが来ました。
レコーディング&ミックスは、渡辺晋平さん。MINA’S PAELLAのCDをミキシングしていたのを知って
ライブ会場で出会って、一度この人とも何かやってみたいなと思っていたのでした。
鳥井賀句&BLACKLISTのマスタリングもこの渡辺さんにやってもらったらしい。
もともと山下達郎のような音楽を作り歌うメジャーからも何枚も出ているミュージシャンで、
多重録音でまったく一人で製作したアルバムを聴かせてもらったが、かなりクオリティは高い。
それはともあれ、片付いていないゴミゴミした彼の自宅スタジオで、録音をはじめ、テーマと、バイオリン
バージョンの2曲を歌録りまでして12時ぐらいに帰った。
まず、宮崎さんのリズムトラックを入れ、それに松田くんのベースを重ね、宮崎さんのアコギを
重ねた。そして自分のうただったが、ちょっとはまり何度か歌ってみた。
渡辺さんのボーカルディレクションは新鮮だったが、この日の声の張りは今ひとつだったか。
教訓:ボーカル録る日はなにがなんでも寝ること。

はじめから昨日の疲れで、ふらふらだったが、帰るときまでずっとふらふら状態だった。

7月27日(土)

フジロックに行ってきた。朝5時に起き、レンタカーを借り、3人の同乗者を乗せて
一路、新潟の苗場に。
フジロック中日だけに絞って、1日楽しんで帰ろうという魂胆だったが、1日いると、
棒切れのように疲れる。
3日間居っぱなしの人たちももちろんいると思うが、たぶんあの人の多さには参ってしまう。
去年よりもずっとずっと人が多かった気がする。
なんせ1年ぶりの運転で、東京の道には慣れていないので、さすがにレンタカーに乗り込んだ
ときは、震えが止まらずアクセルとブレーキをまず、間違えた。
そのあと、ハザードランプがわからず、四苦八苦する。
同乗者は、ベースの松田くん、ポエトリー・リーディングで、青い部屋によく登場している
左鳥話子さん、PATTI SMITHやレニー・ケイなどの写真を撮っていた、カメラマンの久美さん。
行きの車中は、ふわふわ運転ながら和気あいあいと向かった。
12時ごろに着いて、松田くんのリクエストで、一番奥のステージの「リコ・ロドリゲス」を観に行く。
いきなりかなりハイキングし、ビールを2杯したためる。
リコ・ロドリゲスは、有名なスカのBAND、スペシャルズ、トロージャンズのトロンボーンプレーヤーだが、
のんびりしたレゲエ調の曲だった。かなり大御所のようで、すこしハコバンっぽいムードだった。
STANDINGで若干踊りながら観ていると、久美さんがダウン。
日陰で休む。
そのあと、また一番手前のステージに戻ってきて忌野清志郎と矢野晶子、サポートのパーカッションで、
宮川剛さん(松崎ナオ、ラフィータフィー)が出ていた。何度か対バンした、MINA’S PAELLAにもサポート
で出ていた人だ。MINA’Sの時に、シンセパッドを使ったような、手動のドラムンベースリズムがすごい気持ち
よかったが、またそのスタイルでやっていた。
そう、それにまったく気をとられた私は、清志郎より、矢野晶子より宮川氏ばっかり観てしまったのでした。
そのあと、また離れたステージまで歩き、JUDAを観る。
前のライブもかっこよかったが、今回もタイトでナイーブでがんと来る、とってもかっこいい。
ベンジーって警戒して観てるんだけど、最後には「かっこええええ」って思って終わるんよ。
もちろん池畑潤二ドラムが、やはりすばらしい。体を動かさずにはいられない。もっていかれる。
そのあと、ワースドレンストラン街のようなところで、賀句さんと落ち合い、そのままPATTI SMITHのライブを
観に行く。
1時間も前に会場に入っていたおかげで、前から5列目ぐらいを場所取りできたが、始まった途端に、パンクっぽい
男の子がたくさん押し寄せてきて、もみくちゃにされ、端のほうに逃げた。
ものすごい観客ののりだったが、PATTIのライブアクトはものすごいパワーだった。
前日もやったという、「ヒロシマ、ナガサキ、、I’mSorry」というMCは2回も言っちゃっていいのかな、と思ったが、
それにもまして圧巻。この人のライブは、絶対みんな見るべきだ。
この年齢で、このパワー。髪の毛は白髪交じりだったのが、全部シルバーに染めたのか、仙人のようにも、ブロンドの
無邪気な女の人のようにも見えて、でも常人を超えている。
そのあと、さすがに1日の疲れあり、帰りも私しかドライバーがいないので、少し森で休もうと、シートを引いて1時間ほど
寝てみた。
しかし、新潟の夜は急に気温が下がり、どうも熟睡すると風邪を引きそうだ。
なんか近くで、だれか演奏を始めたようす。
うるさいなあ、と起きてみると、よく聴くと、「あれっ。これって山口富士夫?」。跳んで行ってみると、
忌野清志郎だった。池畑さんが、ボンゴをたたいている。
ギャズ・メイオールもいて、セッションが始まったという感じだった。清志郎はさっきのステージなんかよりずっと面白い。
飲み屋のバルコニーみたいなところだったんだけど、どんどんまわりに人が集まって、盛り上がってしまった。
しばらくして、レニー・ケイがにこにこやってきてくれて、賀句さんとみんなと挨拶。
すばらしいライブだったし、打ち上げ気分で、もっと長くいたかったけど、もう体力限界に来ていたので、お暇する。
12時ごろ帰途につき、家についたのは、朝の5時を超えてしまった。丸24時間起きてしかも、運転手は私ひとり。
しかも次の日昼からレコーディングをする予定だったので、もう最後テンパってしまって、危ない感じだった。
私が寝そうなので、みんな、無理して起きていて、大変そうだったな。
来年、行くとしたら、運転手は2人はいないとだめだ、と反省。ちかれた。


7月20日(土)

日比谷野音に、「LOVE YOU  STONES」というイベントを観にいく。
最初のGROOVERSは見逃した。
ズボンズはもっとFUNK系だったような気がするが、ストーンズ仕様
になっていた。ライブを見るのは初めてだ。
EASY WALKERSはねっとりしたリズムの曲が多かった。
リュウは少女マンガから抜け出てきたような美しさだった。
PRIVATESを見るのは久しぶりだ。
昔テレビで見て以来。この暑いのに、スーツを着てがんばっていた。
このあたりからかなり盛り上がってきた。
続いてダイアモンド・ユカイ。JAMES、平山さん、一郎、OUTSIDERSの
大橋隆志さんという編成。
全開で歌っていて気持ちよかった。
そのあとに、ムショ帰りの山口冨士夫。
髪の毛がまだ短く、やせていて、小さく見えた。
でも歌いだすと、はらはらどきどきして、やっぱりすごくよかった。
ギラギラしたかんじではなく、素朴な黒人のブルース・マンの雰囲気
だ。MCも朴訥で真正直なかんじで楽しかった。
トリはシーナ&ロケッツ。
最後にシーナさんが「ふじおー!」と呼んで、「ルービー・チューズデイ」
を演って終わりでした。
終わったあとで、富士夫を身近で見たが、ごくごく元気そうで、
しっかりしていた。
すごくやる気満々だった。
時々目がぎらっとする。

7月19日(金)

また新しいパソコンを買う。いいかげんにしろと言われそうだが、
パソコンは(高い高い)消耗品だ。しかたがない。
今までつかっていたMACが、10回のうち9回は起動しなくなったのだ。
お金がないので、12回払いにした。
中古の白い小さなG3のI-BOOKだ。
なぜか、電源オンにすると、CDトレイがカシャッとでてくる。
どうもUSB接続のマウスが悪いらしい。メーカーで交換してくれるらしいが、
面倒くさい。いったんこれを取ると正常に戻るので使えないこともない。
まあいいや。快適になってよかったよかった。

7月18日(木)

「アボリジニの教え」(海 美央)という本を読む。
ごく普通の日本の女性が、お母さんにつれられシドニーに
行き、そこで、「この場所に行きなさい」と突然見知らぬ女の人
に声をかけられ、そこに行ってみると、アボリジニの部族との
生活が待っていた、というなんだか不思議ないきさつ。
3ヶ月ほどアボリジニと暮らした体験が書いてあった。
屋根らしきものと柱だけの家で、ねぶくろさえなしで寝て、
白いぶよぶよした幼虫を食べて、80cmのヤモリを焼いて食べて、
それを最初は軽い違和感があるが、すぐ順応していくこの女の人は淡々としていて
すごい。

「泉には子供の精がさまよっているので、そこへ行くと妊娠する」、とか
「眉の付け根あたりに意識を集中させると、進むべき道が見えてくる」など、
少し不思議な言い伝えがある。
「機が熟すまで、行動をおこさずに待っていなければならない」。と言って、
出発が丸1日遅れたりすることも当たり前にある。
情報や人工的なものににまみれて、本来人間が持つ力が減退している、という。
マントラを唱えたりする。
ここまで来ると宗教に近いものがあるが、時間に追われる東京人
として生活している私としては、なかなか味わえない境地。
読むだけでも、かなり心洗われる。
きっとそういうところにいけば、すんなりなじめる自信もなんとなく
あるなあと思う。

7月14日(日)

ジョニー・サンダース追悼ライブ11回忌が、下北沢CLUB251であった。
1去年の10回忌で終わるのかと思っていたが、主催者が死ぬまで続けるらしい。。。
今年の出演者は、昨年と引き続きのバンドが多かった。
龍之介、鳥井賀句&BLACKLIST、中山加奈子のVOODOO HAWAIIANS、SHEENA&鮎川誠
そしてプラス、ZIGGY、飛び入りでPANTA、シャケが出た。
どのバンドもとてもいいライブで、最後まで、長いイベントだが飽きることなく楽しく
観てました。
PANTA、1曲BLACKLISTがカバーしている「RED」という曲に参加。
楽しそうだった。
PANTAはとってもあったかいオーラを出す。とっても大好きだ。
最後は、SHEENA&鮎川誠&元TENSAWのミチアキ&グリコというセッションバンド。
とてもリズムが太く、バシバシぐいぐい来ていてすごく気持ちよかった。
最後のセッションは、スター勢ぞろいという感じで、楽しいお祭り騒ぎ気分。
とてもたのしいイベントでした。

7月12日(金)

渋谷クアトロで、JUDEのライブを観にいきました。
シャーベッツの浅井健一,NO STARS INNOVATION の池畑潤二、 渡辺圭一という3人
の新バンド。
ベンジーの湿感のある曲、池畑さんのリズムもやはりすばらしく、かっこいい!
また贅沢なバンドなのだ。
ベンジーって歌を聴いていると マーク・ボランの最初のバンド、ティラノザウルスが聴きたくなった。
もちろん、もう少し激しい曲が多いけど。
アレンジもバキバキと展開があり、かっこよい。

7月8日(月)

長島ゆりMindsEyeのライブを大塚ウェルカム・バックに観にいく。
今回は、ジミヘンの「エンジェル」のカバーを唄っていた。
新鮮だった。中野D児さんという、AVの監督や唄をうたっている人と
出会う。今年はよくAV監督さんと遭遇する。
あんまり初対面の見ためで、本人に「あ!何々に似てる」というのは、
たまに失礼にあたるのでひかえるべきかと思うが、一度思いつくと、
ほかの話題に頭が移れない。
しかたがないので、「江本明 に似てる。。」といってしまった。
どこがというと、しぐさや顔の動かし方や、あやしげなところ。

6月20日(日)

シオン、野音が例年どおり梅雨の季節にあった。
今にも降りそうな天気の中、演奏が始まったが、今回は、唄も十分聴こえて
バンドもそれぞれの個性がとてもよく伝わる素晴らしい演奏だった。
中盤あたりから、唄に入り込んでしまって、涙が出た。
一緒に行ったみんなはどんどん前に行ってしまって、前のほうにファンが押し寄せていた。
最後の曲もよかった。感動的なライブを、ありがとう〜、という感じ。
シオンのやるせない等身大の詩は、みんなの心にすごく響いてしまうのだ。
池畑さんのドラムも、すごくリアルで色っぽくて、まいった〜。すごいね。

6月29日(土)

BLACKLISTのライブが下北沢屋根裏であり、観にいく。
BLACKLISTのコーラスのUちゃんの連れの、くない君が主催のイベントで
BLACKLIST以外は全て3ピースのストレートな縦乗りパンクだった。
イベント主催者の、くない君は歌もギターもうまく、なかなかよいかんじだった。
熱い男なんだ、彼は。
BLACKLISTは、今回初めて聴いたパンタのカバー曲「RED」がよかった。
そういえば、パンタのライブに少し前に行ったのに、それを日記に書くのを忘れて
いた。
パンタは、とっても優しいオーラを出していて(2日目は、すこぶる緊張感のある
ライブだったようだが)、和やかな雰囲気のアコースティックライブだった。
意外に、きれいな歌い方をするし、曲もメロディックなものも多い。
クラシックの要素のある曲もあるように思う。いったい、パンタがクラシックなんて
聴いているのだろうか、不思議だ。

話は戻るが、この日熱い熱いイベントはみんな最後には体力を消耗していたようだ。
下北で少しだけ打ち上げて帰る。

6月26日(水)

久しぶりにMANDA−LA2でライブに出させていただく。
この日は、ピアノ弾き語りDAYというかんじで、女性弾き語りが3組。
雨の降る寒空の一日で、昼間ピアノをポロンと弾いてみたら、あたたかい曲
を演りたいなあ、と思ってしまい、しばし自分の曲に、あまりにもあたたかい曲が
少ないことに気づく。
とりあえず、そんな心情をノートした。
今回は、WITH宮崎圭介さんがアコースティックギター、コーラス、小咄、ということで、
2人でのアコースティックなステージ。
宮崎さんと2人だけで交わした会話は、数えるほどだけど、ステージにあがると、
けっこうしゃべってくれたので、普段より話ができたような気がする。
今回歌声が素直に出たし、宮崎さんのコーラスがかなりハマってよいかんじだった。
アコギでこのところやりたかったのですが、やはり曲によってはアコギがよいなあ。うんうん。
お昼にノートした曲を即興で歌ったのですが、メロディがむちゃくちゃで、しかしギターが
しっかりついて、まとまった演奏になっていた。びっくりです。
また機会みつけてやりましょう。
LOU BANDとの対比がかなりあり、面白い。人柄が出す色って、本当に、違うものを作る
この間、LOU BANDで固まってきた音を録るために、デモを録ったが、すごくカラーが出てきている。
それもかけがえのないものだと思う。

6月14日(金)

渋谷の夜の町は、日本が勝ったせいで、サポーターがわんさか騒いでいて
警備隊や装甲車がものものしく、実際に何度か絡まれそうになった。
渋谷のアックスで、レッド・ウォリアーズのライブがあり、観にいきました。
今回は近くでみれて、堪能したのですが、ファンキー・ダンスのお姉さんたち
にダンスで殴られそうで避難しつつ観ていました。
今回は、ユカイさんが、シャケをほめたり、きれいにまとめて、おちゃらけなMCを
していなかったので、意外だった。
シャケも「ほめられるなんて意外だ」と言っていたようだ。
うちあげで、ヴンテージ・シンセの「えちご屋」の店長さんがいてひとしきりお話をする。
本人の顔を見て、「なんかどこかで見たことある顔と思ったら、『よろず屋』さんじゃ
ない?」と言ってしまった。また失言。

6月7日(金)

長島ゆりMindsEyeのライブを高円寺ペンギンハウスに観にいく。
柔道というバンドと対バンだった。
昔の曲で久しぶりにやったという、ささやきで終わる曲がおもしろかった。
星野さんが久しぶりだった。シャンパンとワインをご賞味させていただく。
とても美味でした。

6月2日(日)

LOU企画ライブイベント「FEMME FATAL VOL.3」を、青い部屋でやった。
今回は、MINA’S PAELLA、LOU BAND、ゲストにカルメン・マキさん。
MINA’S PAELLAはパーカッション、ドラム、ベース、キーボードにボーカル
という編成で、以前よりソウル系の音になってきている。
パーカッションが効いてて、気持ちよかった。
ミキさんのナチュラルであたたかいキャラ、体の中からあふれてくる唄は
引き込まれた。
LOU BANDは、私の声が上ずってしまっていたような気がする。
BANDとしての音はかなり固まってきてひとつのカラーになっている。
なんとか音に残していきたいと思う。
そのあと登場のマキさんは、圧倒的な存在感と歌声で、その場を釘付けに
した。曲数は少なかったが、すばらしい瞬間だったと思う。
私とウエサンとでバックをしたが、モニタのバランスが悪くピアノの音が
ほとんどマキさん、ウエサンに聴こえなかったようだ。
演奏者としては、ちょっと残念だ。
しかし、マキさんの唄声は圧倒的なので、それだけでも十分だったようだ。
恒松さんも、人のライブで鳥肌が立ったのは久しぶりだ、と言っていた。

5月27日(月)

THE LEATHERSの企画ライブイベント、KJ presents LOVE YOU LIVE 2002
"Gimme Gimme SHELTER"が下北シェルターであり、観にいった。
 
出演は、はやぶさジョーンズ、花田裕之BAND、The LEATHERSで、DJはエンディ
(ex.RUMBLE)だった。
花田裕之BANDが素晴らしくかっこよかった。そんなに何回も観に行ってないけれど、
いままでで一番花田さんがかっこいいと思った。声もどんどんよくなっているし、いつもは
クール、とかぼさっとした印象があったが、今回は、とてもたくましい存在感があった。
椎野さん、富雄さんの絡みも色っぽかったのだ。
THE LEATHERSは機材トラブルなどあり、ちょっとテンポが悪くなってしまったので
残念だった。

5月25日(土)

鳥井賀句&BLACKLISTの1stアルバムのレコ発ライブが青い部屋であった。
ゲスト満載でにぎやかなライブだった。
私も当日リハ前に「出れば」と言われて急遽出たが、なんだかピアノの音も届いて
いなかったし、出るときに紹介もしてもらえないし、出なけりゃよかったと腹が立った。
まあそれはさて置いて、シャケ、CROSS、長島ゆり、JAMES、恒松正敏さん、
シナロケのなべちゃん、ピート福島、宮崎圭介さん、大勢のゲストが入れ代わり立ち代り
出てきて、特にシャケはリハから本番のように気合入れてプレイしていて、際立った存在感
だった。
演奏もよかったし、たのしいライブでした。

5月19日(木) 

恒松正敏さんの絵の個展が、日本橋の高島屋であり、観に言った。
まっちゃんの絵がとても好きで、特に女の人の顔が入っている絵は気持ちいい。
合田佐和子さんという人と、まっちゃんと、エゴン・シーレとゴッホの
絵が、私にとってはジャスト・ミートの絵なのだ。
まっちゃんは一本気で邪気のない人だなあと思う。話をしていると、とてもいい人だなあ
と思う。
でも絵は、邪気や暗さがいっぱい詰まっているかんじがある。
一番最新作の屏風絵は、また違うスタイルへの探求が始まったところ、という印象を
受けた。

5月9日(木) 

私は、うさぎちゃんと違って、それほど体力がないらしい。しかも私の好みの音楽は
癒し系が多いので、2日続けてライブを観に行くのは危険だ。しかも前日は、シャケさんの
ライブの打ち上げで、帰ったのは、3時。。。
かなり眠たかった。
しかし、大好きな金延幸子さんのライブなので、行かない訳にはいかない。
今回は、LOUの『Serch&Love』でも「苦い約束」や「リカ」で参加してくれた奥沢明雄さん
と2人での演奏でした。
新曲も3曲あり、いい曲でした。アメリカ在住で、日本には、年1回ほどしか帰ってこないし
日本語をしゃべる機会がないそうで、ますます、日本語が危ういかんじになっていておかしかった。
年齢とともに、温かみを感じさせる唄が増えているように思う。聴いていると、とても温かいオーラに
包まれる。
「佐藤奈々子(nanaco)&ポエティック・フィジカル・ドメイン」というバンドというか、ユニットでしょうか、
その演奏がその次にあり、そこにも奥沢さんが参加していた。
佐藤奈々子さんは、流行通信などでもよく撮っている有名なカメラマンで、コクトー・ツィンズ・レーベルから
もCDを出しており、今回のニュー・アルバムもREMのプロデューサーがプロデュースしたそうだ。
音は、コクトーツィンズやビョークあたりを感じさせる音でかなり私がハマる音楽だ。
パフォーマンス的ではなかった。
終わったあとで、金延さんに挨拶に行くと覚えていて、あたたかく抱擁してもらった。

5月8日(水)  

シャケさんのライブを、赤坂ブラフィティに観に行きました。
サイコデリシャスとLiving In Celebraton2 というインストのユニットを合わせた形で
インストの占める割合の多いライブ。アメリカで1ヶ月キャンプ生活をしてきた直後の
ライブで、色黒になっていた。
新曲がまた増えていた。雄大な自然を感じさせる音楽だ。
シャケ自身は、アメリカのキャンプ生活のあとで、今後は「明るく、たくましく、おだやかに」
をモットーにしたい、と言っていた。ブラジル音楽とか、と言っていたが、飛躍しすぎだと思う(笑)。

5月6日(月)  

カメラマンの平山氏と、深大寺植物園に撮影に行く。
私は、けっしてソフトでマイルドな音楽を目指しているわけではないのに、
ソフトでマイルドな写真をとろうとするところは、間違えている。
しかし、もう今更どうしようもないので、観念し、被写体になる。
まあ、そんな写真を撮ろうとする人も今まで周りには居なかったので、
こういう事もありかな。
それにしても、あの思い荷物をかかえて全然体力ぎれしない平山氏もすごい。
わたしは ぼやっとしているだけだったが、3時間もすればもう疲れてしまった。

5月5日(日)  

セブンスフロアにダイアモンド・ユカイさんのライブを見に行く。
いろいろなユニットで名前を変えてやっているが、今回は、「ロマン派へようこそ」。
冒頭から、詩の朗読で始まり、フォークっぽい曲やシャンソンやボサノバまであり、
かなり今までのユカイさんとは違う世界だった。
演奏後、「びっくりしたわ〜。でもユカイさんってなんでもこなせる人やね〜」というと、
「いや、こなせるとかというんじゃなくて、今オレはこっちに行ってるんだ。これが一番
今の自分に近い音楽なんだ」と言ってた。いろんなことをやってみたいという気分でやった
のかと思っていたので、意外だった。
バイオリンの音がすばらしく、(今まで私が聴いたバイオリンで一番ウマイ人かもしれない)
また是非一緒に、と挨拶をしに行ってしまった。
coccoのバックをずっとしていて、coccoのラストライブの時に、突然coccoがMCでしゃべりだした
時、お客さんもバンドのメンバーも照明の人もみんな一斉に泣いたそうだ。
そこに居る人みんなをを巻き込んでしまうcoccoという人のものすごさを常に感じていたそうだ。

4月28日(日)

昼間、カルメン・マキさんと、ウエサンとでリハに入る。
マキさんとリハに入るのは、初めてなのでちょっとドキドキしたが、やっぱり一緒に音を
出す作業は楽しい。
除々に曲らしくなっていく。
最近、バックとしての楽しさも味わえる機会が増えおもしろい。
1曲マキさんの作詞の少しエッチな新曲があって、それがまだ自分で恥ずかしいとテレながら
練習しているのが、なんだかかわいらしかった。
私も、最初にバンドのメンバーに曲を持っていくときに、かなり恥ずかしい時がある。
練習するうちに慣れてくるんですが。。。
そのあとで、3人で飲みに行く。
新薬師寺でライブしたときに、住職さんに挨拶に来てください、と言われ、厳かな部屋で
正座してドキドキしていたら、住職さんに「サインしてください」と言われズッこけた話や、
今のバンドがスリリングだという話や、「私は風」の話をいまだにされることに戸惑いがある、
というような話などいろいろ聞いた。

4月27日(土)  

長島ゆり&Minds Eye の ゆりちゃんBirthdayライブに参加する。
4曲ほどの参加だったが、いろんな人が少しずつ出るかたちで、たのしかった。
場所は、京橋のマリフクラブという大人っぽいライブハウス。
最初にゆりちゃんの弾き語り、そのあと神近麻理子さんのユニット、カネシモンズ、
そしてLOU、最後に、長島ゆり&Minds Eyeの演奏でした。
私は、2曲はひとりで演り、そのあとの「苦い約束」でゆりちゃんコーラス、「リカ」で
Minds Eyeのメンバーがほとんどみんな参加しての演奏になった。
神近麻理子さんは、ボサノバ調のオリジナル曲が中心ですが、元気づけてくれるような
あたたかい曲が印象に残った。
カネシモンズは、ポンキッキに提供している曲が何曲かあるそうで、それを交えての
楽しい演奏だった。

4月23日(火)

またタイ料理を新大久後に食べに行く。女友達3人で、タイ料理中毒に陥っている。
カウンターだけの小さなお店で、タイ人の夫婦がやっている。とてもおいしい!
でも有名になると困るので、名前は伏せておこう。

4月12日(金)

初台のDOORSに 野沢亨司、斉藤哲夫、渡辺勝のジョイント・ライヴを見に行きました。
野沢亨司さんは、ブルージーな弾き語り。アコギがすばらしくうまかった。こんな深みの
ある音を聴いたのは久しぶり。
渡辺勝さん(exはちみつぱい、アーリータイムス ストリングスバンド)のステージは、
質感のあるヴィブラートの声が天に昇っていくような雰囲気。
全然様式は違うけど、早川さんに通じる高いテンションのステージ。

4月11日(木)

Vシネマを製作しているので、それに、曲を提供してみないか、というお話が
あり、そのVシネマの監督に、松戸まで、会いに行く。
企画制作に携わっている、ともじ君と、オフィスにしている部屋を訪ねると、
監督がいた。藤井智憲という名前のこの人は、あまり私はよく知らなかったが
いろんなやんちゃな歴史を持つ人で、いろいろ興味深い話を聞いた。
オノ・ヨーコのニューヨークの家に行くとジョン・レノンがいて、一緒に
しばらく過ごしたこととか、松田優作が夫婦で、挨拶に来た時の話とか、
すご過ぎてびっくりした。
もう、撮影に入っているということなので、とりあえず、前向きに、曲を作ってみるわ、
と言い残し、部屋を後にした。
その後、曲を作ったが、おおむね好評だったようだ。
再度、いい録音のものを作り直そうと思っている


4月7日(日)

DAVEアイバくんのライブが高円寺DOG BERRYであり、キーボード&唄で手伝いました。
私は、ブルースやブギウギやロックン・ロールに妙なコンプレックスがあり、距離を置いて接して
いるようなかんじがあったのですが、今回、バリバリのブルースを一緒に演奏するハメになって、
練習しているうちに、体になじんできて、本番前にMUDDY WATERSのビデオを観ると、前うさぎちゃん
や久保田さんと一緒に観たときより全然必死で観て、妙な距離感がなくなってきた。
まだまだ演奏はつたないけれど、キーボードやピアノでだったら、どんどん入っていける自信が
ついてきた。
もちろん、ブルースを歌うつもりはないけれど(笑)。
メンバーは、レザーズのKATUJI(B),バッド・シックス・ベイビーズの石井くん(G),LOU(KEY),PETE福島(SAX),
ジャンプスの泉田(PER)、賀句さんがゲスト(HERP&VO)。
リハは2回のみで、しかも、パーカッションのいずみだいずみくんは、当日初の顔合わせ。
去年は、ぼろくそに言われたDAVEくんですが、今年は、なんだかお客さんもいっぱいで
楽しく終わり、よかったよかった。しかし、だからといって、またすぐやりたいというのは、
どうかと思う。このよい余韻は1年ぐらい、引っ張ったほうがいいのでは(笑)。。。。

4月6日(土)

鳥井賀句& BLACKLISTのライブが高円寺ペンギンハウスであった。
和気優さんの下北沢のお店「LOTUS CAFE」のオープニング・パーティのときに初めて出会った、
ダイアモンド・ユカイさんの幼馴染の渡辺圭一さんという人も、バンドで出ていた。
ペンギンハウスはとても小さな小屋で、賀句さんの予測不可能な動きでおそらくメンバーの
人たちは警戒しながらの演奏だったと思う(笑)。5月25日にレコ発がある。
渡辺さんのバンドは、毎回バンド名が変わっているそうですが、「石塚トシアキと満点パパ」。
バンド名から、全然期待していなかったのですが、曲がよかった。歌詞も気になったが
はっきりと聞き取れなかったのが残念でした。

4月3日(水)

6月2日に対バンする、MINA'S PAELLAのライブをCLUB251に観に行きました。
以前より、SOULな音になっており、さかなさんのオルガンの音が効いていた。
ベースのマットさんが抜けてしまうということで、MINA'S PAELLA の名前ではこれが
最後のライブだと言われてビックリ。名前が変わるようだ。ボーカルMIKIさんの
体の内側から沸いてでてくるソウルフルな熱いパワーがすごく感じられたライブだった。
次の青い部屋でのFEMME FATALは、、声のパワーを感じられるイベントになりそう。

3月31日(日)

「FEMME FATAL VOL.2〜サルビアの花」ということで、青い部屋でのLOU企画
第2弾。今回は、かねてから憧憬して止まない早川義夫さんをお迎えして、あと良原
リエちゃんと、3組の顔あわせでした。
良原リエちゃんは、緩やかに熱っぽく、静からささやきをつむぎ出す。ピアノの
弾き語りですが、アコーディオンの音もとてもセンシティブ。
早川さんの演奏は、びりびりとしたハイ・テンションで、生生しい言葉がストーレートに
やってくる刺激だった。グランド・ピアノとバラの花のビジュアルとがぴったりハマ
っていて、小規模だけど、ここでやってもらってよかった、と思った。
かなりエグいエッチな曲も多数あるけど、この日は、硬派な曲で固めていて、
言葉を噛み締めながら聞いた。
LOU BANDの演奏は、お互いの演奏のモニタリングが厳しい状況ではあったが、
私だけには、よく聞こえていたし(笑)、聞こえにくかったせいか、一体感が出たかんじも
あって、いい演奏ができた。やはり、グランド・ピアノはいいものだなあ。
強く弾くと強く響くもんなあ。
最後に、私からのリクエスト曲「この世でいちばんキレイなもの」という曲を
3人でやった。歌詞をシェアしたりするのって、なごやか過ぎてキライだとか
言われるかなとびびりましたが、OKが出たので、よかった。嬉しい空間でした。
大好きな日本アーティストの5本の指に入る、カルメン・マキさん、恒松正敏さん
(二人とも、JACKSの「時計を止めて」をライブなどで歌っている)が観に来てくれた
のも嬉しかった。
終わって店を出ると、某レコード会社ののOさんが、「遅れた〜」とか言ってやってきて、
それはないよ。おごってよ、、と無理やり行き付けのお店につれていってもらった。
とても怪しい店で、まどかさんが座っていると、似合いそうな店だった(笑)。
どういう店かというと、砂漠地帯のパオの中を模したような店で、真っ暗。
テーブルがなく、靴を脱いでパオの隅の席で知らない客同士が、地べたに真ん中
を向いて座り、三々五々静かに飲んでいる。不思議な空間でした。

3月23日(土)

BLUE VELVET NIGHT を青い部屋に観にいきました。1周年記念という
ことで、オールナイトで、公開録音し、CD発売するという企画になり、たくさんの
バンドが出演した。
途中からオールナイト組で観にいったので、前半はわからないけれど、
DARKSIDE MIRRORS、鳥井賀句&BLACLIST、UPTIGHT、LOAD PLANET I.D.などなど。
GHOSTは間に合わず。DARKSIDE MIRRORS のボーカル、LUCYはどんどん大胆不適
な雰囲気が出てきた。
そのあと、ちょうどオーナー戸川昌子さんの誕生日だったそうで、みんなで祝い「愛の賛歌」
を披露していらした。全裸のお姉さんが横で踊っていた。
そういえば、渚ようこさんもいた。
BLACLISTは場所は狭そうに見えたけど、一丸となって固まっているかんじがして、すごく
よかった。
宮崎さんが加わって、リズムがつやっぽくなった。CD発売も決まり、よい雰囲気だ。
UPTIGHTは、とてもかっこいいバンドだ。
LOAD PLANET I.D.は、女性ボーカルがクラシック系の美しい響きの音重視の
バンド。いろんな音が入っていて、 飽きがこない。

3月21日(木)

お芝居に女友達と二人で行く。
ポエトリー・リーディングなどで何度かお会いした、表現系ゲイますだいっこうさんが出ている
芝居で、劇団フライングステージ・プロデュース『TRICK トリック』作・演出:関根信一で、下北
沢・駅前劇場でありました。
出演者5人の男性はウワサによると、みんなゲイらしい。ドライブをしていて森の中に迷い込ん
でしまった二人。そこに住んでいる、怪しい女性は、実は男性で、しかも因縁のある人だった。。。。
とそこから、お互いにお互いのためを思ってしくんだ嘘の芝居が絡み合ってくるというストーリーで
おもしろかった。脚本が飽きさせない、と思った。最後にはみんなで東京に出て芝居をしに行こうと
いうことで、ハッピーエンドでさわやかに終わる。ますだいっこうさんは、すごく美しいシャープな動き
をする人だ。
主役の女形をやっていた人がとてもおもしろかった。
そのあと、また(!)タイ料理を食べにいく。

3月15日(金)

サイコデリシャスを渋谷セブンスフロアに観にいきました。
ベース&ディジュリドゥ:白浜久、パーカス:丹菊正和、キーボード、そしてシャケがギター&ボーカル。
広い空や、異国の大陸や、砂漠や、といった広い広い異空間を思わせるインストゥルメンタルの曲
を数曲、第1部でやって、後半は、歌ものだった。
ピンク・フロイドの質感がある。1部最後の曲は、民族調のパーカッションがやたらと気持ちよい躍動
感のある曲で、ディジュが効いていた。映画のサントラにでも使えそうなかんじだ。

2002.3.8(金)

THE VIBRATIONSのライブを吉祥寺シルバーエレファントに観にいく。
今回は、かなりオギちゃんのパフォーマンスがはじけていて、すごく楽しかった。今まで観た中で、一
番よかったし、次のライブも楽しみ。はっきり言って今までとは違う!
全然音楽が違うのだけど、VIBRATIONSのメンバーとはすっかり仲良くなってしまった。
ベースのKYOTAROさんが、私と同じ時期に大阪から出てきて、それまで、難波のBEARS
界隈でうろうろしていたと聞いて、結構似たようなところにいた人だと知って少しびっくり
しました。

2002.3.7(木)

長島ゆりとレッツゴーズ、というふざけた名前(笑)のバンドを見に行く。長島ゆりちゃんの
Minds Eyeというバンドのリズム隊以外のメンバー、4人だけのユニットになるが、
ギターの宮崎さんのドラムや大竹レイナちゃんのベース、ボンゴなど、いろいろおもしろ
い趣向でやっている。ラフなかんじで、いろいろ楽器を持ち替えて、観てて飽きない感じで
楽しかった。賀句さんもハープで1曲参加した。
ライブに行く前に別の人とひとしきり飲み、ライブ後、また打ち上げに行って飲む。飲みすぎ。

2002.3.5(火)

再び、新大久保と歌舞伎町の間の、職安通りにある、タイ料理屋に行く。
今回一緒に行った友達は辛いものが全然平気のようで、私ひとりが、顔を真っ赤に
してひーひー言っていた。近くで働く、タイのお姉さんたちが夕飯を食べにくる、家族
的な小さなお店。メニューはそれほど安くなかったので、日本人向けの料金なのかも
しれない。
かなり私は、タイ料理中毒に陥っている。

2002.3.1(金)
R&Rジプシーズを渋谷ON AIR EASTで観る。後期ルースターズそのままのメンバ
ーで、ライブ・アルバム発売記念ライブということで、初期のルースターズの曲
ばかりで、素朴でタイトなロックン・ロールだった。
詩ののせかたが、単純な角度で入ってくる、POPでいい曲がいっぱいだ。
みんなそれぞれに活動の場を広げていて、こうやってまた集まっても企画もの
くさくなく未だかっこいい。やっぱり池畑さんが一番派手なアクションで、
ついつい見とれてしまう。しかも最後に富雄さん、下山淳、そのあとで池畑さん
が歌うというおまけ付きでとてもいいライブだった。
2002.2.28(木)
自分の古いMACの処理能力の限界に、いらいらしていたため、自作のパソコン
パーツのキットを購入してしまった。お金って使うときはとても楽しい。
全部で12万円。一昨日、でっかい箱が玄関に届いていて、まじっ、と思っていた
が、おもむろに組み立て始める。慣れてる人なら20分でできてしまうって本には
書いてあるのに、まず本体の箱の側面を空けるだけで15分。どんなに力を入れて
も開かないので、渾身の力で格闘していたのですが、15分後に、スライド式だと
判明。ふーっと一息する。
その後、力の入れ具合がわからず、手に傷を負いながら格闘し、本体を組み立て
終わったのが6時間後。電源を入れても煙が出ないことを確認して就寝。
2002.2.27(水)

CLUB251でNO STARS INNOVATIONSがあり、松田くんと観に行きました。
とてもカッコよくアレンジもスパイスが効いているかんじでどんどん変わってい
ってるし、バンドが1つの塊になってきている。確かにうさぎちゃんの言うとおり
見るたびによくなっていってる。ハードにもなって来ている気がする。
レコーディングが、あと唄入れ2曲を残すのみだそうだが、やっぱりレコーディン
グってバンドが良くなるのかなあ、と松田くんが言ってたけど、本当にそう思う。
2002.2.24(日)
日曜日の昼間に、女友達と、女の子のための映画をみに行きました。ベースの
松田くんもお勧めの大ヒット映画「アメリ」。フランスのお茶目ないたずら好き
の女の子が、いたずらで周りの人たちを幸せにしていくというストーリーで、
「楽しかったね!」というかんじで映画館を後にしました。
一緒に行った女の子は、性格的にその主人公にキャラがかぶるかんじだった。
周りをそこはかとなく幸せにしそうなかんじ。
私はもっとお笑い系(ぼけ系)かな。
2002.2.20(水)
下北沢SHELTERで、THE LEATHERSの企画ライブイベント「OUR DAY WILL COME」を
観に行った。その前に、少し居酒屋で腹ごなしをしてから行ったおかげで、DANCING気分
で楽しんでしまった。Daveアイバ君が4月あたりに、高円寺DOG BERRYでライブをやるの
で、手伝ってほしいと言われ、日が合えばと約束する。
(4月7日に決まったらしい。早く曲を決めてちょうだい!)
アイバ君は、プロレスの事務所で興行をしているにもかかわらず、マニアックな洋楽
フリークで、ハープの名手だ。THE LEATHERSの、KATSUJIくん、ピート福島も手伝う予定。
2002.2.12(火)

CLUB251でLOU BANDのライブでした。今回は(LOUとしては)派手目な曲が多く、
マツダくんのTELMINが初登場した。TELMINという楽器は広い空間で、その電磁波の
中に入ってしまうと、ブイブイ音がなってしまう。
派手な曲がない時は静かなTELMINのVIOLINに似た響きができればたいしたもの。
そんな機会もまたあるかもしれない。
BANDの一体感を感じた。次の3月のライブは、もう少しアコースティックな感じに
したいので、どんな感じになるだろう。
2002.1.26(土)

渋谷青い部屋で、BLUE VELVET NIGHT 1周年記念+新年大会という事で
飛び入りDAYになりました。THE LOADEDで6曲ほど、THE DOORS、VEL-
VET UNDERGROUNDの曲をカバー。私はFEMME FATALを歌い、他の曲は
キーボード&タンバリンで参加しました。
鳥井賀句氏がボーカル、宮崎さん(ギター)、藤田ヨウジくんがギター&ボ
ーカル、ベース松田くん、ドラム久保田さん、キーボードボーカルLOU、と
いうメンバー。リハなしのぶっつけライブでしたが、妙な一体感があり、か
なり楽しかった。ドアーズの曲はやっててすごく楽しい。
その他、U、長島ゆり、VEXATION、その友達の元状況劇場の俳優さん、常
川博之さんの朗読、佐藤わこさんの詩と唄、どんきほーて?、などなど、いろ
んなタイプのアーティストが出た。なんだかハラハラする場面も多くスリリン
グな空気が漂っていた。
2002.1.20(日)

引き続きぐっちゃんと遊んだ。彼女は、ニットのデザイナーで、自分の作
品の展示会もしているし、仕事としては自分の作品を展示して、使った輸入
の糸を売る仕事をしている。年に2回ほどその展示会を東京でもやっている。
しかし職場が大阪のはずれの田舎町なので、流行を肌で感じなくちゃ、という
ことで、下北沢を2人で歩き回った。
何かニットの製品を見つめているかと思うと、「これ、いただき!」と言って
る彼女と歩き回り、へとへとに疲れてしまいました。
下北で別れて、それから渋谷のクアトロで、元フリクションの恒松正敏さんの
バンド、VISIONSを観に行った。
復刻盤の発売記念ライブとの事だったが、彼のエッジの効いたテンションの高
いギター・プレイのかっこよさ!にほれぼれしてしまいました。曲もいい曲が
いっぱいあった。あまりきちんと聴いたことがなかったので、これは聴き直して
みなくちゃと思いました。
2002.1.19(土)

渋谷CLUB ASIAで「CRY BABY CRY」というイベントがあり、観に行き
ました。出演者は、8バンドほどあったようですが、途中から観ました。
GHOST、鳥井賀句&BLACKLIST、絶対無、遠藤みちろう、という出演者。
GHOSTは、いつもいたベースの女性が変わっていた。アコギのカッティン
グがあいかわらず男らしい(笑)。BLACKLISTはギターの宮崎さんが加わ
り、コーラスの入るソウルっぽい曲を中心にやっていた。
絶対無は、コーラス参加のはずのレイナちゃんが、メインボーカルの女性が
直前に辞めてしまい急遽メイン・ボーカルになっていた。のびのある声が、バ
ンドの曲想にかなりマッチしていてイメージがはっきりしたバンドになって
いてよかった。遠藤みちろうさんは、やはりその場をがーっと惹き付ける力
を持っている人で、最後のほうはテンションが高く感動的だった。
2002.1.18(金)

大阪から昔からのお友達、ぐっちゃんが遊びに来た。新大久保で、タイ料
理を食べるというので、新大久保駅前で待ち合わせ、迷いながら、お目当て
のお店につきました。職安通りから右手の小さい道を100Mほど入ったとこ
ろの小さいお店、チャンチャイヨー。テーブル2つのみで、お店の人はタイ
人。お客さんは日本人だけど、タイ語がバリバリできる人たちで、ぐっちゃ
んもその友達のゆうさんもタイ語がわかるので、結局会話の半分ぐらいは
タイ語が飛び交い、異国情緒がしっかり味わえてしまいました。
タイ料理はものすごくスキですが、とてもおいしく、とても辛かった。
デザートやピーナッツをおまけしてくれたような気がする。
そのあとは、タイカラオケに行った。タイ人のホステスさんがたくさんいて
カラオケのテロップがタイ語。日本語のものもあったので日本語で歌ったけ
どタイはカラオケが日本とおなじくらい発達していることを初めて知りまし
た。
そういえば、ランブルというバンドのボーカル、遠藤さんがタイ語の新聞を
出しているって言ってたな。ぐっちゃんにも、タイ好きの人たちの仲間が全
国にいるらしい。いまやインターネットで趣味が同じ人たちが集える場所はいくらで
もあり、すぐ見つけられるので、便利な世の中になったなと思う。

2002.1.10(木)

長島ゆりのMINDS EYEライブを三軒茶屋のGRAPE FRUITS MOONという
おしゃれなライブハウスに観に行きました。駅から少し歩くけどよい感じ
の店でした。
前半後半のステージの間に弾き語りの曲のステージをはさんでの、3部構
成。今回は、ギターの宮崎くんがばりばりキメててすごかった。うまい!
ゆりちゃんのヒョウの顔つきパンツがキュートでした。
2002.1.6(日)

年明け早々のリハビリ・リハ。しかし、ウエサンは九州にて行方不明(笑)、
久保田さんは、風邪をこじらせ、松田くんと2人でスタジオに入る。
コーラス強化日となりました。
2002.1.5(土)

BLACKLISTとLOU BANDと長島ゆりのMINDS EYEのメンバーVIBRATIONS
その周辺みんな集まっての新年会。夕方からお酒と鍋でわいわいしていました。
最後まで飲み足りなさそうにしていたのは、VIBRATIONSの松尾くんでした。
2002.1.1(火)

年が明けたというのに、全然お正月気分にならず、年末の大掃除の続きを始
める始末。しかし、結果とても美しくなった。
そしてPCとにらめっこして終わった。今年初日は、ちょー働き者の一日で
ごじゃった。

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